〈重心コントロールが快適性のカギ〉

英武氏が特に強調したのが、ザック側面に付いている「コンプレッションベルト」の役割。ベルトが緩んだ状態で暴れると荷物が中で動いて不安定だが、しっかり締めると「荷物の隙間が圧縮されて重心が背中側に寄り、体への負担が少なくなります」とのこと。

動画では、体の重心と荷物の重心をイラストで図解。重い荷物を背中の近くに配置すると体の重心の直線上に揃うため安定するが、荷物が体から離れると後ろに引っ張られてバランスが悪くなり、体がブレて負担がかかることを分かりやすく説明している。

肩部分から伸びる調整ベルトについても、大里氏は「引きすぎると肩に負担が集中してしまう」と解説。

〈最新トレンドの機能〉

大里氏が「最近増えてきた機能」として紹介したのが、腰ベルトを取り外せるタイプ。「山だけでなく普段の街中でも使いたい方に人気」で、ビジネス出張と週末登山を両立させる2ウェイ使いができるという。

サングラスホルダーは肩ベルト部分にサングラスを引っ掛けられる専用スペース。英武氏は「付け外しの際にどこに収納するか困るので、引っ掛ける場所があるとすごく便利」と実用性を評価した。

背面長調整機能があるモデルでは、ザック内部のマジックテープで固定されたパーツを動かすことでサイズ変更が可能。英武氏は「1個買っていろんな体格の人にフィットするので、家族で使い回しができる」と経済的メリットを強調した。


〈レインカバーの正しい使い方〉

大里氏は「ザックには軽い撥水加工があるものの、本格的な雨には対応できない」と説明。レインカバーをザック全体に被せ、背中側のベルトで固定することで風で飛ばされるのを防ぐ。

注目すべきは「水抜き穴」。レインカバー下部に開いている穴は内部に溜まった水を排出するためのもので、大里氏は「これが必ず下になるよう装着してください」と注意を促した。メーカー品であればロゴが上に来るようデザインされているが、ノーブランド品などでは「この穴が開いている方が下」と覚えておくと良いという。

〈まとめ〉

英武氏と石井スポーツの大里氏による今回の解説では、2気室構造やフレームの有無といった基本から、コンプレッションベルトや背面長調整に至るまで、登山リュックに搭載された多彩な機能が網羅された。

大里氏が強調した「重心を背中に寄せることで体への負担が軽減される」というメカニズムは、初心者が見落としがちなポイント。小さな機能の積み重ねが快適な登山を支えていることが分かる内容となっている。

※本記事は、アウトドアYouTuber英武ゆう氏が石井スポーツで撮影した動画の内容をもとに構成したものです。動画内では石井スポーツのスタッフ大里氏が専門家として解説を行っていますが、本記事はPR案件ではありません。

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「山であったらこんにちはー!」低山ハイカーの英武ゆう(えいぶゆう)です。このチャンネルは、主に1,000メートル以下の低山の魅力を紹介していきます!また、登山のノウハウや技術についてもWebセミナーで解説しています!