[3.26 ルヴァン杯1回戦 大宮3-3(PK7-6)いわき NACK]

 ルヴァンカップの1回戦で、RB大宮アルディージャがいわきFCを3-3から突入したPK戦の末に下した。4月16日の2回戦はFC東京との対戦になる。

 先制点は前半16分、いわきFCが奪った。MF木吹翔太の縦パスからFW加藤大晟とMF久永瑠音を経由したボールを追い越したMF石渡ネルソンが受けて勢いよくゴール前に侵入。左足でゴールネットに突き刺しスコアを動かす。

 次に大きな動きがあったのが前半32分、大宮の守るゴール前で裏に抜け出そうとしたFW加藤大晟をDF村上陽介が防ぎに行く。激しい競り合いの末に最後に加藤が倒れると、松澤慶和主審は村上にレッドカードを掲示する。やや厳しい判定にもみえたが、大宮は残り時間を10人で戦うことになった。

 しかし前半のうちに大宮はスコアをタイに戻してみせる。40分、右サイドに流れたFWカプリーニの折り返しのクロスにFWオリオラ・サンデーが競り勝って頭に当てる。これがゴールネットに突き刺さり、前半を1-1で折り返した。

 ただ後半、勝ち越したのはいわきだった。13分、大宮が厚く守るゴール前にMF坂岸寛大が浮き球を入れると、加藤が落としたボールにMF村上陽斗が詰める。そしてこぼれたボールを最後に石渡が豪快に蹴り込んで、リードを奪った。

 それでも大宮は諦めなかった。GK加藤有輝を中心に我慢強く守っていた大宮は後半44分、左サイドからMF安光将作がクロスを上げると、DF浦上仁騎が頭に当てる。これがゴール右隅に吸い込まれ、土壇場で同点に追いつき、延長戦に持ち込んだ。

 そして延長前半9分、ついに大宮がスコアをひっくり返すことになる。DF福井啓太の右クロスをFWファビアン・ゴンザレスが折り返すと、MF和田拓也がヘディングで合わせる。さらにFW富山貴光をかすめたボールがゴールネットに吸い込まれていった。

 しかしいわきも延長前半12分、右サイドからDF五十嵐聖己がロングスローを入れると、ペナルティーアーク付近にこぼれたボールをMF加瀬直輝が豪快に蹴り込む。シーソーゲームはまたも同点となった。

 そしてお互いに死力を尽くした戦いは、120分を終えても決着がつかず、勝ち上がりをPK戦で決めることになった。PK戦は先攻のいわき2人目で蹴ったMF木吹のPKを加藤がストップ。しかし大宮の3人目で蹴った富山のPKをいわきの守護神・早坂勇希も止める。

 5人目を蹴り終えても決着がつかなかったPK戦はサドンデスに突入する。決着がつくのは8人目。先攻のいわきFW加藤大晟のPKを加藤有輝がストップ。後攻の大宮はMF安光将作がしっかりと蹴り込んで、勝ち上がりを決めた。