ウェブブラウザ「Firefox 136」の正式版が公開されました。サイドバーにタブが並ぶ「垂直タブレイアウト」が使用可能になり、多数のタブを開いている場合に整理しやすくなっています。

Firefox 136.0, See All New Features, Updates and Fixes

https://www.mozilla.org/en-US/firefox/136.0/releasenotes/

◆垂直タブレイアウトがリリースされる

これまで、設定の「一般」タブで「サイドバーを表示」をクリックしてチェックを入れることでAIチャットボットや他の端末のタブ、履歴などを表示できるサイドバーを表示することが可能でした。



Firefox 136では、「サイドバーをカスタマイズ」のメニューから「垂直タブ」を有効にすることで開いているタブを縦に並べる「垂直タブレイアウト」を利用できるようになりました。



横にタブを並べる従来のレイアウトと比べて同時に表示できるタブの数が多いため、よりタブを整理しやすくなるとされています。

◆「ブラウジングデータとCookieを消去」のアップデート

これまで、「表示したページとダウンロードの履歴」に含まれていた「保存されたフォームの入力履歴」が別の項目へと分離し、個別に消去するかどうかを選択可能になりました。



◆SmartBlockのアップデート

強化型トラッキング防止の設定を「厳格」にしている場合およびプライベートブラウジングモード中にトラッキングスクリプトをブロックするSmartBlockがアップデートされ、一部のSNSの埋め込みを選択的にブロック解除できるようになりました。Firefox 136ではいくつかの埋め込みのタイプのみブロック解除可能ですが、将来的にさまざまなタイプの埋め込みに対応する予定とのこと。

◆HTTPSファーストモードが有効化される

標準でページの読み込みをHTTPSにアップデートするHTTPSファーストモードが有効化されました。HTTPSでの接続に失敗した場合に限り、HTTP通信へとフォールバックされます。

◆開発者向けの変更点

・Intl.DurationFormatをサポートし、言語ごとに期間の書式設定が可能になりました

・CSSの疑似クラス「:open」および「:has-slotted」をサポートしました

・非同期Cookie API「Cookie Store API」をサポートしました

・ARIA要素の反映がサポートされました

・meta要素を使用したrefreshリダイレクトにおいてリファラーを送信するようになりました

・WebRTC経由のAV1ビデオコーデックの送受信をサポートしました

・WebRTC経由のH264ビデオコーデックについて、複数の品質でエンコードして送受信するサイマルキャストをサポートしました

・contenteditable属性に「plaintext-only」が追加されました

◆その他の変更点

・macOS版Firefoxの消費電力が低下しました

・HEVC形式のムービー再生時にmacOS版Firefoxでハードウェアアクセラレーションが有効化されました

・AMD GPU搭載Linuxでハードウェアビデオデコードが有効化されました

・ARM64アーキテクチャのLinuxでFirefoxが利用できるようになりました

・macOS版Firefoxにてテキスト置換機能がサポートされました

また、Firefox 136には複数のセキュリティバグフィックスが含まれています。

なお、次期メジャー版となる「Firefox 137」は現地時間の2025年4月1日(火)にリリース予定です。