男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

-果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

今週のテーマは「食事会から次に繋がらない女と、繋がる女の差は?」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:食事会では盛り上がったのに、そのあと個別の連絡やデートの誘いがない…原因は?




食事会とは、いったい何なのだろうか。

マッチングアプリのほうがはるかに効率が良いし、いろんな人にも出会えるチャンスがある。

その一方で、食事会は共通の知人や友人が繋がっているという安心感もある。それに人となりもわかりやすい。

そんな中、上司に誘われて行った食事会で、僕は「食事会の良い例・悪い例」の典型的なシーンに遭遇してしまった。

その日食事会に参加していたのは女性3名、男性3名。

容姿などは同じくらいのレベルで、女性陣はみんな可愛かった。

しかしそこから次に発展したいと思わせる女性と、思わない女性がいた…。


A1:まったく気が利かない女性だなと思っていた。


その食事会が行われたのは、南青山にある個室がある創作和食の店だった。今日は上司の田中さんが店を予約してくれており、個室を押さえていた。

最初に僕が到着したので、一番下座に座って他の人たちを待つ。すると、次にやってきたのが愛美だった。

「初めまして、愛美です」
「初めまして、蓮です」

この時点では他の席はガラあきだったけれど、愛美は僕の隣に座った。

― 自ら真ん中へ座るタイプなんだ。

そう思ったけれど、この時は特に気にはしていなかった。でも食事会が進むにつれて、僕は典型的な“食事会でNGな女性だな”と思ってしまう。




一旦全員が揃ったタイミングで、自己紹介タイムになる。

「じゃあ田中さんの会社の後輩が隼人くんと蓮くんってことですか?」

女性側の幹事である花は、僕からすると上座の、一番遠い席に座っていた。しかし色々と会話を回してくれており、非常に助かった。




「そうです。女性陣は皆様どういう関係性なんですか?」
「女性陣はみんな同期です」
「みんなCAさんなんだ!」

男性側も田中さんが会話を回してくれているので、何となく良い雰囲気で食事会は進んでいく。しかし話が進んでいくうちに、何となく二つのグループに分かれ始める。

そしてこのタイミングで、隣に座っていた愛美は僕の方へと大きく舵を切ってきた。

「蓮さんは商社にお勤めなんですね!じゃあ皆さんも…?」
「まぁ一応そうなるかな」
「すごいですね!出張とかも多いですよね?」
「皆さんほど飛び回ってはいないかもだけど(笑)」

さっきから、僕の話を聞こうとしてくれるのは嬉しい。けれども上司である田中さんに対して完全に背を向け、僕の方へのみ、体を向けている愛美。

さすがにわかりやすすぎるし、一応上司だし気まずいので、さりげなく田中さんを会話に入れようとしてみた。

「ちなみに愛美さんの隣にいる田中さんが、僕の上司で…ね?田中さん」

しかし愛美を挟んで一列で会話をしているのに、椅子を引いたり、三人で話しやすいように自分自身が少し背もたれ側に倒れて、お互いの顔が見れるように…といった配慮が全くない。

なので仕方なく、僕たちが椅子を引いて愛美の背後でお互い話すような形になってしまう。

― 普通、三人で横並びだと「どうやったら会話しやすいか」とか気にするよな…?

そう思ったので、愛美に聞いてみる。

「ところで、愛美ちゃんすっごく姿勢がいいね」
「嬉しいです!職業病かな…椅子に座った時、背もたれを使うのが苦手で♡」
「そうなんだ。意識高いね。愛美ちゃんがずっと姿勢がいいから、田中さんの顔が全然見えないもん」

これで気がつくと思った。しかし愛美は、全くわかっていないようだ。

「え?」
「ううん、何でもない。それよりさ…」

― この子、気遣いができない子なんだ。

食事会の時点で、そのことがわかってしまった。


A2:笑顔で盛り上げてくる子はモテる。


結局一次会ではほとんど他の人と話せなかったけれど、そのままカラオケ付きの個室がある場所で二次会をすることになった。

この時、僕の隣に座ったのが、女性側の幹事の花だった。

一次会の時から気を使って会話を回してくれる子だなと思っていたけれど、二次会の立ち振る舞いからも、「彼女はモテるだろうな」というのが伝わってきた。

まず部屋に入った瞬間に、みんなが話しやすいような席順にさりげなくしてくれた。

そして隣に座った僕に対しても、ずっと笑顔でニコニコと話を聞いてくれる。

― この子、めちゃくちゃ良い人だ!

そう感動している一方で、一番端の席になり、田中さんの隣になった愛美はかなりつまらなさそうにしている。

しかもスマホを持ってお手洗いに行ったかと思えば、全然戻ってこなかった。




盛り上げきれず、楽しませられていない僕たちも悪いと思う。でもこういう場、ひとりつまらなさそうにされると空気が悪くなる。

そう思っていると、隣の花がデンモクを笑顔で渡してきた。

「蓮くん、何歌う?」
「俺、歌下手だからな…」
「大丈夫だよ、私も下手だし。でも一番手って歌いづらいだろうから、私が何か入れるね」

決して盛り上げるのがマストではないし、仕事ではないのだから自由に楽しんでくれればそれでいい。

でもこうやって花のように周りをちゃんと見ながら気配りができて、そしてさりげなく盛り上げられる子はモテる。




食事会にはいろいろなタイプの人がいる。盛り上げ役に徹する人、クールキャラで行く人。もしくは全員が一体となって盛り上がる会もある。

そんな中でも次もまた会いたいとか。特に二人で会いたいと思うのは、やはり一緒にいると楽しくて、フィーリングが合う人となる。

そして他の人への態度なども、つい見てしまう。

僕にはすごくよくしてくれるのは嬉しいけれど、他の人への態度が失礼だったりすると、お里が知れるもの。

― 愛美ちゃん、可愛いけど二人で会うとかはナシだな…。

一方の花は、二人で会っても楽しいだろうなということが容易に想像できる。それに誰に会わせても恥ずかしくない。

結局、この翌日。僕は花に個別でデートの誘いを送った。

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女が笑顔の下で思っていたこと