【海外発!Breaking News】気象予報士もびっくり! 米テキサス州にマスクメロンのサイズの雹(ひょう)が降る
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例年この時期に暴風雨が多発する北テキサスだが、今年はいつもと少し様子が違った。テキサス州フォートワースにあるアメリカ国立気象局・気象予報オフィス(National Weather Service Fort Worth/Dallas Weather Forecast Office)の発表によると、現地時間6月10日から15日までの6日間に249件の雹(ひょう)の報告があり、毎日このエリアで雹が降ったというのだ。それも人体や建物などに被害をもたらすほどの大きさだった。
テキサス州北部の悪天候はおさまらず、12日にはダラス周辺の広範囲で「スーパーセル」と呼ばれる非常に激しい雷雨が発生し、ほとんどの場所で雹が降った。最大で直径約12.7センチの雹が報告されたそうだ。
13日にも北テキサスの広い範囲で雹が降り、直径約6.4センチの雹が観測された。また14日も午後遅くから夕方にかけて激しい嵐が複数回発生し、ダラスの東の地域でソフトボールサイズの雹が降った。
15日は非常に大きなサイズの雹を伴う激しい嵐と突風が起こる予報が出ており、さらにいくつかの竜巻が発生する可能性もあった。暴風雨はオクラホマ州から南東に移動しながら、大規模な雹被害を引き起こす強風をもたらし、現地時間午後7時に嵐は州境を越え、深夜から早朝にかけてテキサス州北部で猛威を振るい続けた。州境付近の町ペリートンでは、強い勢力の竜巻が発生。竜巻の通った場所の家屋は壊滅し、死者3名を含む甚大な被害となった。
この嵐に直撃された地域の中で、ダラスの北西に位置する町サンガーから報告された雹は、地元住民のヴァネッサ・ヘンダーソンさん(Venessa Henderson)が撮影した写真が複数の気象専門家のSNSで公開され、あまりの大きさに驚いたネットユーザーによって瞬く間に拡散された。
雹は大人の手をすっかり覆ってしまう13、14センチほどの大きさだ。これは中玉のマスクメロンに近いサイズになる。
ヴァネッサさんによれば、雹が降っていた時、彼女のいた場所から角を曲がったところに車を停めていたそうだが、フロントガラスは隕石でも飛んできたかのような状態になってしまったという。
当然ながら、雹は大きければ大きいほどその落下速度が速くなる。直径5センチで時速115キロ、直径7センチでは時速140キロになるという。高速道路を走行中などに飛び石がフロントガラスに当たることがあるが、ガラスにひびが入るのはだいたい時速60キロ以上で小石がぶつかってきた場合だというから、マスクメロン大の雹ならどれほど大きな被害になるか想像に難くない。幸いにも、雹による死傷者は出ていないもようだ。
この数日間に関して、テキサス州北部で大規模な雹を伴う激しい嵐が発生する可能性があることは早い時期から予報が出ており、地元のテレビやニュースサイトで大々的に報じられてきた。しかしソフトボールサイズからグレープフルーツサイズ、そしてそれ以上の大きな雹が降ることは非常に稀であると、地元テレビ局の気象予報士らも驚きを隠さない。
なおネット上では、今回の雹の大きさに驚く声のほか、超レアサイズの雹を確保できたヴァネッサさんを羨ましがる人々も見受けられた。年に数回降雹を経験する北テキサスの住民のなかには、これまでに降った雹を冷凍庫で何年も保存しコレクションにしている人も多くいるのだ。
ちなみに2020年には、オーストラリア東部でも直径14センチの降雹が報告され、天井を突き破って雹が家の中に降ってきた事例もあったという。
画像は『CBS News 2023年6月16日付「HAIL-uva storm system sweeps through North Texas」(COURTESY CBS NEWS TEXAS)(MICHAEL COLALUCA)(ANDY CHESTER VIA TWITTER)』『William Joy 2023年6月11日付Twitter「More than a dozen cars on two neighboring streets in Flower Mound have cracked or shattered windshields and dents after baseball-size hail came down earlier.」』『Zachary Hall 2023年6月15日付Twitter「Massive hail from Sanger, Texas tonight. This is insane.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)
