来訪の蔡英文総統を歓迎するパラグアイの生徒ら=2018年8月

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(台北中央社)中華民国(台湾)と外交関係を結ぶ南米パラグアイが今月末の大統領選挙後に台湾と断交する可能性が指摘されている。外交部(外務省)の劉永健(りゅうえいけん)報道官は11日の定例記者会見で、誰が当選しても連携していく考えを示した。

パラグアイでは30日に大統領選が実施される。有力視されている野党連立候補のエフライン・アレグレ氏は、もし当選すれば台湾と断交し、中国と国交を結ぶ意向を示している。

劉氏は、台湾とパラグアイの関係は深く、友好的で、近年の経済関係は安定的に成長していると紹介。在パラグアイ大使館は与野党各党とつながりを保ち続けているとし、次期大統領選で「どの政党の立候補者が当選しても、わが国は民主主義、自由といった共通の価値観や伝統的な友情に基づき、新政権と連携や交流を続け、両国の人々の最大の福祉を追求していく」と述べた。

台湾とパラグアイは1957年に国交を樹立。台湾が外交関係を有する南米唯一の国となっている。今年2月にはアブド大統領が訪台していた。

(呉昇鴻/編集:名切千絵)