実は名産地! 鳥取・米子で和牛満喫の旅 ステーキ、ラーメンなど旨さに痺れる

注目の鳥取和牛を食べに鳥取県米子市へ
鳥取に絶品の和牛があるという。「なぜ鳥取で和牛?」と思うかもしれないが、実は鳥取和牛には秘めたるエピソードがあったのだ。
今でこそ鳥取の和牛飼育頭数は全国シェアわずか1%以下。しかし和牛の産地としての歴史は古く、江戸時代から一大産地として知られてきた。そこから多くのブランド和牛のルーツとなった種雄牛『気高』号を生み出した。
『気高』号のDNAを受け継ぐ鳥取和牛はオレイン酸の含有量が高く、口どけの良い脂が特長で、風味豊かで香りが良い。現在でも全国の生産者からは鳥取和牛の仔牛を求める声が高いというのもうなずける。

そんな和牛の里、鳥取で味わいたいのはご当地ラーメン「牛骨ラーメン」と、鳥取和牛の神髄ともいうべきステーキ。1泊2日の和牛旅に胸が膨らんでしまう。
地元の人気店で味わうラーメンとステーキ
ご当地ラーメンは多々あるが、牛骨ダシは珍しい。米子市にある『満洲味』は牛骨ラーメン発祥の店。牛骨に鶏ガラを加えて仕上げたまろやかなスープがクセになる。「途中でおろしにんにくを入れるのが私の好み。少しのびて、スープを吸った麺もおいしいのよ」と笑うのは、母からの教えを忠実に守る2代目の門脇美紀子さんだ。
鳥取和牛をストレートに味わうなら断然ステーキ! 『鉄板ふくもと』は県外からのお客も多い人気店だ。鳥取和牛の中でも、店主の福本さんが好んで使うのは黒牛だという。この牛は大山の豊かな自然の中で30か月以上かけて肥育されるため、肉にしっかり味がのっているのだ。
絶妙な火入れのステーキは噛めばジュワッと旨みがあふれ出す。昼も予約できるので、夜は皆生温泉で蟹三昧、絶品の朝食を食べて、ランチは鳥取和牛という“米子ご馳走フルコース”も夢ではない。その合間に古い街並みを散策したり、酒蔵やパフェ巡りも楽しい。米子のグルメ旅は最高においしいゾ。
『満洲味』〜奥深い旨みがスープに広がる牛骨ラーメン〜

先代が満州で食べたスープからヒントを得たという牛骨ラーメン。スープは牛骨から出る髄のエキスと鶏ガラを合わせている。中太のモチモチ麺がスープによく絡み、絶品。
塩味や辛口ラーメンなどメニューのバリエーションも多く、唐揚げとセットの定食1100円も人気だ。

■『満洲味』
[住所]鳥取県米子市西福原9-21-15
[電話番号]0859-22-9405
[営業時間]11時〜18時
[休み]月曜
[席数]カウンターあり、全28席
[予約]不可
[カード]不可
[交通]日本交通バス・米原別れ下車、徒歩9分
『鉄板ふくもと』〜深い旨みと軽やかな脂 柔らかい肉質が鳥取和牛の醍醐味だ〜

店主の福本さんは「赤身の味が濃く、肉が柔らかい。焼いたときの香りもいい」と鳥取和牛の魅力を語る。
扱うのは和牛の中でも30ヶ月前後育てた雌のみ。特に大山町(だいせんちょう)で育てる鳥取和牛・大山黒牛にこだわっている。ステーキには奥出雲の古式醬油や黒胡椒の塩漬け、岩塩などが添えられるが、そのままでも十分においしい。


■『鉄板ふくもと』
[住所]鳥取県米子市米原1454-9
[電話番号]0859-30-4964
[営業時間]18時〜21時LO、金・土11時半〜13時半LO、18時〜21時LO
[休み]土・日・祝
[席数]カウンターあり、全20席
[予約]可
[カード]可
[交通]JR境線後藤駅から徒歩1分
『稲田本店』〜米子の豊かな自然が育む食中酒〜

創業350年の歴史を持つ米子唯一の日本酒蔵。伝統を守る一方で、農業法人の設立や、地元の食材を生かしたリキュールの製造など新しい試みにもチャレンジしている。
看板酒「稲田姫」はすっきりとやさしい飲み口が特長。酒蔵見学(要予約)の他、梅酒作りのワークショップなど地域に根差したイベントも開催。

■『稲田商店』
[住所]鳥取県米子市夜見町325-16
[電話番号]0859-29-1108
[営業時間]9時〜17時
[休み]土・日・祝
[席数]カウンターあり、全28席
[予約]要予約
[カード]可
[交通]JR山陰本線線米子駅から車で15分
『スマイルキッチンノンカフェ』〜窓の緑に癒される寛ぎのカフェ〜

ナチュラルなインテリアと窓から見える緑が心地いいカフェ。
パスタやプレート、シチューなどのランチメニューが人気で、475パフェは季節替わりで登場。「大山からの挑戦状」はレアチーズや果汁感たっぷりのベリーソースを使用し、上に載るのはチーズのチュイールだ。

■『スマイルキッチンノンカフェ』
[住所]鳥取県米子市米原6-1-14
[電話番号]0859-21-8700
[営業時間]11時〜21時、土8時半〜21時、日8時半〜17時
[休み]月
[席数]全50席
[予約]可
[カード]可
[交通]日本交通バス・日ノ出町下車、徒歩9分
米子市内18の飲食店で『475パフェ』としてフォトジェニックなパフェを展開中。各店が工夫を凝らした個性的なパフェを街歩きの合間に巡ってみるのも楽しい。※詳細はSNSで確認を。
『皆生松月』〜絶品! 朝ごはんの宿〜

全19室というこじんまりした老舗の宿。
冬の蟹コース、夏の岩ガキや白イカなど、贅沢な食材の夕食も評判だが、なんといっても地のものをふんだんに取り入れた朝食がうれしい。目の前の海を眺めながら入る温泉も最高だ。

■『皆生松月』
[住所]鳥取県米子市皆生温泉3-4-25
[電話番号]0859-31-1100
[宿泊料金]1泊2食(2名1室)大人1名24200円〜
[休み]月
[席数]全50席
[カード]可
[交通]日本交通・日の丸バス・皆生温泉観光センター下車、徒歩4分
撮影/西粼進也 取材/岡本ジュン

