横浜FCとの開幕戦でいきなり移籍後初ゴールを奪った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第25回は、名古屋グランパスのFWキャスパー・ユンカーだ。

 デンマーク出身のストライカーは、2013年に母国1部のラナースのユースからトップチームに昇格。その後デンマーク、ノルウェーのクラブを渡り歩き、2019年に加入したボデ/グリムトでは、チームを初優勝に導き、得点王とMVPも受賞した。

 Jリーグでのプレーは2021年からで、浦和レッズに加入し、2シーズンを過ごす。そして今季から名古屋グランパスへ活躍の場を移し、開幕戦ではセットプレーからいきなり移籍後初ゴールとなる決勝弾を奪ってみせた。最高のスタートを切った頼れる助っ人は、新天地でのデビュー戦を振り返った。

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 開幕戦というのもあって、非常に難しい展開でしたね。横浜FCは昇格してきたばかりのチームで、モチベーションもかなり高かったですし、立ち上がりからハイインテンシティで、特にプレッシングの面では僕たちを苦しめました。
 
 このような試合ではセットプレーが鍵を握るなという予感があったので、そのセットプレーから自分が早い時間帯でゴールを奪えて良かったです。まあ欲を言えば、2点目がオフサイドで取り消されたシーンは、自分の感覚としてはオンサイドで、ゴールだったとは思っているんですけど、それは自分では判断できないのでしょうがないです。

 終盤の残り10分ぐらいは、かなり苦しい時間帯があったんですけど、守備陣をはじめ、チーム全体で1点を守り切る、勝ち切るという姿勢を見せられて、実際に無失点で終えられて非常に良かったです。勝点3を取れて満足しています。

 試合後のインタビューでも話しましたが、僕が日本に来て初めてのセットプレーからの得点でした。浦和時代にはキーパーの前に入ることが多く、ゴールを奪うシチュエーションが多くなかったんですけど、チームが変わり、自分の役割が変わって、ボールにアタックするポジションに入ったので狙っていました。

 しっかりと自分たちが練習してきた形でゴールを奪えたのは非常に良かったとは思いますし、もちろん僕自身も嬉しいですが、チームとしても、セットプレーを担当してくれたコーチにとっても非常にハッピーな形でのゴールになったと思います。
 
 得点力改善の救世主として名古屋にやってきたユンカーは、早くもチームに溶け込んでいるようで、長谷川健太監督への信頼も口にする。また、ACLで決勝に進出し、アジアのタイトルを獲得できる可能性のある浦和からなぜ名古屋へ移籍したのか。当時の心境を明かした。

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 グランパスは合流した初日から、チーム全体として自分を快く迎え入れてくれました。そういった意味でも非常に良いグループに入れたと思っています。まだそんなに経っていませんが、良い感触を持ってチームに加われています。

 連係面で言うと、キャンプから自分たちの狙いを持って練習してきたので、横浜FC戦に関しても、コンビネーションを発揮できた時はチャンスを作り出せたので、それはポジティブです。しかし、初戦というのもあって、全部上手くいったわけではありません。自分たちはもっとできるポテンシャルや可能性があります。プレシーズンでは良いプレーを出せていたので、それを公式戦でもできればと思っています。
 
(長谷川)健太さんに関しては、非常に落ち着いているというか、当然Jリーグで監督としてのキャリアもありますし、経験も含めて非常にどっしりと構えてるなという印象があります。ストライカーは時にエゴイストになる場面があると思いますが、健太さんはもともとフォワードだったというのもあって、そこも分かってくれている。