トッテナム戦に後半途中から出場した冨安健洋【写真:Getty Images】

写真拡大

グラウンドを去る際に見つけたごみを拾う姿がSNS上で拡散

 日本代表DF冨安健洋は現地時間1月15日、プレミアリーグ第20節トッテナム戦(2-0)に後半40分から途中出場した。

 ノースロンドン・ダービーでの勝利を飾った試合後、“ゴミ拾い”をする瞬間がSNS上で拡散され、ファンから称賛の声が届いている。英メディア「スポーツ・バイブル」が報じている。

 プレミア首位を走るアーセナルは、前半14分に相手のオウンゴールで先制。さらに、同36分にはノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールが追加点を奪い、このリードを守り切って、ライバルとのダービーを制した。

 後半40分から出場した冨安。ピッチに立つ前のウォーミングアップ中には、スローインに時間がかかっていることに苛立ちを覚えたトッテナムのブラジル代表FWリシャルリソンが近寄ろうとしたところをすっと間に入って行く手を阻んだシーンが話題に。リシャルリソンを冨安は右腕を上げて阻止。これをリシャルリソンが払いのけるという一連の流れが海外で反響を呼んでいた。

 一方、「スポーツ・バイブル」が報じたのは試合が終わった後の冨安の“ある行動”だ。ドレッシングルームに向かう途中、ベンチの横に落ちているごみを発見。冨安はそれを拾い、そのままピッチを後にしている。

 この様子がSNS上でファンの間で拡散され、称賛を浴びているという。同メディアは「とても素晴らしい行動だ」「冨安を愛さない手はない」「一流だ」といったファンの声を伝え、ダービーマッチで見せたさりげない行為を称えている。

 リシャルリソンとの一触即発の場面がピックアップされがちだった冨安だが、こうした小さな行いはしっかりと現地ファンの心を打っているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)