台湾のネットで出自不明の「アリナミン」販売される メーカーや行政が注意喚起=合利他命薬品のユーチューブから

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(台北中央社)台湾でビタミン剤「アリナミン」を販売する合利他命薬品(台北市)は9日、インターネット上で出自不明のアリナミンを購入したとの声が消費者から寄せられたとして、ネット上で購入できる関連製品は全て無許可で販売されているものだとして注意喚起した。衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は同日、ネット上で出自不明の医薬品を購入しないよう呼び掛けた。

合利他命薬品は声明で、台湾ではアリナミンシリーズの製品は医師や薬剤師などの指導の下での使用が必要な製品に分類されているため、医薬品の販売許可を有する実店舗でしか販売が認められていないと説明。EC(電子商取引)サイトや越境EC、ネットオークション、代理購入などを通じて入手した製品はいずれも同社の合法的な許可を得ておらず、模造品や偽薬、非合法品である可能性が極めて高いとして、実店舗以外の販売チャネルで購入しないよう呼び掛けた。

食品薬物管理署薬品組の楊博文科長は9日、報道陣の取材に対し、ネット上で販売されている関連製品は外箱に中国語の表記がなく、衛生福利部が与える薬品許可証の番号も記載されていないと指摘。無許可で輸入した非合法品だろうとの見方を示した。

薬事法により、偽薬や無許可で輸入した薬品だと知りながら販売や供給を行った場合、7年以下の懲役が科される。5000万台湾元(約2億1650万円)以下の罰金を併科することもできる。また、製造などが禁止されている薬物や無許可で輸入した薬品などの「禁薬」を輸入した場合には、10年以下の懲役が科され、1億元(約4億3300万円)以下の罰金を併科することもできる。

(陳婕翎/編集:名切千絵)