原住民族委員会のイチャン・パルー主任委員

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(台北中央社)行政院(内閣)の原住民族委員会は14日、原住民(先住民)のうち政府から「台湾原住民」として承認されていない「平埔族」について、今後は登録制とし、身分証にもエスニックグループとして記載する方向で検討していると明らかにした。

同委のイチャン・パルー主任委員(閣僚)は、現在は台湾原住民16族が使用する言語を基に戸籍謄本などに「平地原住民」や「山地原住民」といったエスニックグループ名が記載されると説明。今後は平埔族を登録制とし、本人の希望を確認した上で身分証に記載する可能性があるとした。

平埔族を巡っては先月、遅くとも3年以内に一部の条件を満たせば国から台湾原住民として承認されることが決まった。ただそれにより台湾原住民は現在の約58万人から約156万人に増加すると見込まれることから、受けられる保障に影響が及ぶことを懸念する声が上がる。

これに対しイチャン・パルー氏は現在の台湾原住民の権利は影響を受けないと説明し、理解を求めた。

(張雄風/編集:齊藤啓介)