韓国料理も堪能、そして最後にホールインワン! 渋野日向子が激動4日間を圧巻締め
圧巻の締め方で、渋野日向子が最終日に韓国ファンを沸かせた。10番スタートの前半をオールパーで折り返すと、後半に入りアクセル全開。2番、3番で連続バーディを奪うと、最大の見せ場が7番パー3で訪れた。
猛烈に打ち下ろすホールはやや逆光で見えにくいのだが、5番ユーティリティで放たれたティショットは175ヤード先のピンに向かって一直線に飛んでいく。その行き先を薄く目を閉じ凝視する渋野。ところが行方は見えず、「一度視線を切った」とティを拾いに行ったが、なにやらグリーンから歓声が聞こえた。そう、ホールインワンを達成した。
カップの3メートル手前に落ちたボールは、そのまま転がりカップイン。これは自身にとって2020年の「樋口久子 三菱電機レディス」で果たして以来のエースだ。「ぜんぜん見えていなかった。いいショットを打ったなと思って。めちゃくちゃうれしかったし、いつもホールインワンすると予選落ちとかやっていた。最終日にすると気持ちよく終われるなと思った」と笑顔満開の1日となった。
前半は4〜5メートルのバーディパットを打つ機会が多かったが、ことごとくカップに嫌われた。後半に入りようやくそれが2メートル以内につくようになり、そして連続バーディが生まれた。その後も危険地帯に入ることなく進めていた矢先の、幸福な出来事だった。
ホールインワン後には気持ちが浮つくなどの話も聞くが、いい流れに乗ったときの渋野には怖いものなし。8番パー4でも2打目を30センチにつけるスーパーショットを見せた。ショット直前には韓国のファンから「シブノヒナコ、イーグルー!」とかけ声が入っていたが、もう少しで“連続イーグル”という離れ業をするところだった。
「超冷静にできた。そのままボールを使ったし(笑)」とまったく動揺することなく、縁起モノをそのまま使って、2ホールで3つスコアを縮めてみせた。最終ホールはご愛嬌のアプローチミスで3メートルのパーパットを残すが、これも沈めてパーセーブ。1イーグル・3バーディの「67」と書き込んだ。前日は11番で『8』を叩くなど、いろいろあった大会だったが、はじめての韓国での一戦はまさに思い出に残る大会になった。
期間中には仲のいいイ・ジョンウン6(韓国)と韓国料理を食べに行くなど、1週間を満喫。最後の最後でエースをプレゼントし、トータル7アンダー・19位タイでフィニッシュした。次戦は翌週の国内女子ツアー参戦で、日本のファンを熱狂させる。(文・高桑均)
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