「玉山論壇」開会式であいさつする蔡総統

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(台北中央社)アジア太平洋地域の対話を促すフォーラム「玉山論壇」が7日午前、台北市内で開会した。開会式に登壇した蔡英文(さいえいぶん)総統は、出席した各国の政治家に対し「皆さんの参加そのものが台湾への強力な支持の表れ」だと述べて感謝した。

同フォーラムの開催は6回目。今年は「再生、再設定、再接続」をテーマに掲げ、台湾が関係強化を目指す東南アジアや南アジアの「新南向国家」各国や米国、カナダ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、欧州連合(EU)の計12の国・機関の政治家や専門家を招いて対面とオンラインのハイブリッド形式で実施した。

蔡総統は2016年から推進している新南向政策の成果がここ数年で表れていると紹介。台湾のデジタルテクノロジーや革新力を結び付けて「デジタル新南向」を推進し、世界や地域の経済復興を後押しできればと意欲を示した。

開会式には自民党の麻生太郎副総裁もビデオメッセージを寄せた。ロシアから軍事侵攻を受けるウクライナに対して自由や民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値を共有する世界の国々が援助の手を差し伸べていることに言及した上で「力による一方的な現状変更を試みる者は世界のどこにおいても許されない。これが我々の意思だ」と強調。今回のフォーラムでその意思が確認され、地域と世界の安定、相互理解がさらに深まるきっかけになることを願った。

(黄雅詩/編集:名切千絵)