贈呈式に臨む黄台南市長(右)とライオンズクラブの代表=同市政府提供

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(台南中央社)南部・台南市を拠点に活動するライオンズクラブは11日、日本統治時代の水利事業に尽力した八田與一技師に関する本を、同市政府に寄贈した。今後、市内の高校などに配布される。

寄贈されたのは、北國新聞社が2020年に出版した「水明り(復刻版)故八田與一追偲録」52冊。1943(昭和18)年の八田氏の一周忌に妻の外代樹さんが、私家版として親しい人たちに配った「水明り」の復刻版だ。中国語訳も併記されている他、八田氏が東京から家族に宛てた手紙や絵はがき、親族による追憶集なども収録されている。

贈呈式典に出席した黄偉哲(こういてつ)市長は、八田氏が築いた烏山頭ダムと嘉南大圳は後世に語り継がれる傑作であるばかりか、今も嘉南平原を潤し、台日間の友情をつないでいると指摘。本を通じて市の生徒に八田氏の貢献を知ってもらい、石川県との友好関係をさらに緊密化させられるだろうと語った。

(楊思瑞/編集:齊藤啓介)