【前園真聖コラム】第405回「ブラジル戦で出てきた一番大きな問題とは」
前回のコラムで書いたとおり、僕は6月の日本代表戦で勝敗を問題にしません。それよりも日本代表がワールドカップ向けに変化していくことが大切だと思っています。
僕はブラジル戦でもっと「積極性」がほしかったと思います。特に前半は重心が後ろにかかっていて、攻撃のとき前に人数をかけることが出来ませんでした。そのため前半のシュート数はわずかに1本です。
ところがブラジルは63分、71分と日本の先手を打つように2人ずつ代えて主導権を渡さないようにしてきました。森保一監督にはもっと早くチームを活性化してほしかったと思います。
僕がこの試合の日本を象徴していると思ったのはタイムアップの場面でした。日本が横パスを4本つなげたところで試合終了。そのパス回しは勝っているチームがするプレーです。0-1で負けているあの場面では、どんどん縦にボールを入れてゴールを狙ってほしかったと思います。
これから日本代表は関西に場所を移して10日と14日にキリンカップの2試合を戦います。次はもっと積極的にゲームを作っていくことを期待します。
(撮影:岸本勉/PICSPORT)
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。