昭和27年創業、玉子焼きの老舗 玉吉が破産
破産管財人は村上晋太郎弁護士(東京都千代田区麹町2-4、巻之内法律事務所、電話03-5212-7411)。債権届け出期間は6月1日まで。
当社は、1952年(昭和27年)2月に創業、60年(昭和35年)9月に法人改組された。もともとは玉子焼きで有名な京都の惣菜メーカーの東京支店から独立したもので、寿司店や弁当業者向けに玉子焼きの製造販売やいくら・のり等水産加工品の卸を手がけていた。
製造する玉子焼きは、寿司に使用される高級志向の「本玉」、弁当などに使用される低価格の「厚玉」のほか、錦糸玉子、伊達巻きなどがあり、本格的な玉子焼きにこだわり、寿司店などの個別要望にもきめ細かく対応することで信頼関係を構築し、営業基盤を築いてきた。押し寿司などに利用されることが多い魚のすり身を使った関西風の玉子焼きや、伊達巻きを製造できる業者は都内でも少なく、取引先には関西風玉子焼きを希望する先も多く、関西をルーツとした独自の製造ノウハウを有していることが大きな強みとなっていた。2002年8月期には年売上高約12億1200万円を計上していた。
負債は2020年8月期末時点で約6億5200万円。
