コストコ最強肉って⁈「USプライムビーフ肩ロース」をマニアが徹底解剖

コストコ最強肉「USプライムビーフ肩ロース」を徹底解剖

コストコ倉庫店の広い肉売り場に、ずらりと並ぶ数々に商品のなかでも、とくによく知られているのが「USプライムビーフ肩ロース」です。別名コストコ最強肉とも呼ばれ、大きさ、味、コスパ、あらゆる面で優れています。
価格やランクについて

アメリカ産輸入牛肉にはランクがあります。プライムは最高ランク位置づけされており、以降チョイス、セレクト、スタンダードと続きます。つまり、コストコの「USプライムビーフ肩ロース」は最高ランクの品質なんですね。
価格は、100gあたり289円(税込)です。ひとパック1,400g前後で販売されているので、4,000円(税込)程度。脂肪ののりはほどよく、赤身肉を楽しむのにもってこいです!
どう調理したらおいしい?
3枚にカットする

本品の食べ方でもっともおいしいのがステーキではないでしょうか?かたまり肉なので、まずはカットするところから始めましょう。
といっても、方法はとても簡単。キッチンにある一番大きな包を使い、3枚に切るだけです。肉を立て、ゆっくり焦らずカットしましょう。売り場にステーキがない場合もこの方法を使えばOK。
1.5倍の大きさになるまで叩く

本品はすでに筋切り処理を施してあり、食べやすくなっています。それでもやはり、そのまま焼くと、大きな筋の部分が縮んで不格好なステーキになったり、食感に影響したりも。一度自分で下処理した方がいいでしょう。
包丁の背やミートハンマーなどを使い、叩いてください。パスタサーバーで代用してもいいですよ。目安は肉が1.3~1.5倍の大きさになるくらい。レアでも楽しめる厚みにしましょう。
焼き方のコツ
常温に戻した肉を強火で焼く

下処理を施したら、いよいよ焼いていきます。焼く前に塩コショウを振るのを忘れずに。塩の量は、肉に対して0.8%が適量です。カットすると1枚450gですので、小さじ2/3程度を目安にしてください。
フライパンの温度は高温。あらかじめよく温め、油をなじませてから強火で焼きましょう。ジュっという音とともに煙が立つとベストです。
ステーキの焼き方失敗例

ステーキは強火で焼くのが鉄則!弱火で焼いてしまうと、赤い肉汁が出てきて、旨みも一緒に流れ出てしまいます。水分が出てきて蒸したようになってしまった……なんていう失敗の原因はだいたいコレ。くれぐれも弱火はNGです。
また、冷蔵庫から出してすぐに焼くのもおすすめできません。肉の温度が低すぎると中まで火が通りにくく、ムラのある仕上がりに。焼き加減があまりにむずかしいと感じているなら、ここに原因があるかも。30分ほど常温に置いてから調理しましょう。
焼き時間はどのくらい?

よく熱したフライパンで焼くのはわかりましたが、焼き時間はどのくらいなんでしょうか?正解は、片面つき1分~1分30秒。意外なほど短時間なんです。
今回のように、1cmほどの厚さまで叩いてのばした場合は、上記の時間で充分。このあとの作業で肉の中まで加熱されます。もしもっと厚みがあるようなら調節してくださいね。
フランベするとより本格的

焼き上がりに赤ワインかブランデーでフランベすると、風味がついてよりおいしくなります。フライパンに少量加え、傾けて火をつけます。
あまり大量のお酒を加えると、炎が大きくなり危険。作業中はくれぐれもご注意くださいね。アルコールが飛んだらすぐに次の工程へ。
アルミホイルで包んで放置

肉の両面にいい焼き色をつけたら、すぐにアルミホイルに包みましょう。余熱で中まで火を通します。置き時間は3~10分。レアなら短く、ウェルダンなら長く、好みの焼き具合に合わせて調整してください。
筆者はミディアムで食べたかったので5分弱放置しました。冬は室温が低く中まで加熱されにくいので、アルミホイルごとタオルでくるむといいですよ。夏ならば逆に放置時間を短くして様子を見てください。
赤身も脂もおいしい!ダイナミックなステーキ

アルミホイルに包んで5分放置したステーキがこちら!ほどよく加熱されており、断面はきれいなロゼカラーです。なんておいしそうな見た目なんでしょうか。
焼いているときからあまりにいい匂いで、食欲は刺激されっぱなし。これぞ完璧なステーキ!まさにごちそうです。赤身はやわらかく噛めば噛むほど肉の味が出てきますし、脂身はとろけるような甘さ。
申し分ない味わいですよ。ダイナミックなステーキを楽しみたいなら、やっぱり本品は最適といえるでしょう。
シーズニングでよりおいしく!
ギャバン「ステーキ シーズニング」

塩コショウのみでも充分だけれど、さらにおいしくしたいなら、シーズニングスパイスを使ってみてはいかがでしょう。
スーパーでお馴染みのスパイスメーカーGABAN(ギャバン)のステーキシーズニングは、小分けされており、使い勝手抜群です。ほどよいスパイス感は日本人の舌によく合う味わいで、食べやすいですよ。
スパイスラボ「ステーキハウス シーズニング」

iharbで購入できるThe Spice Lab(ザ スパイスラボ)のSTEAKHOUSE SEASONING(ステーキハウス シーズニング)は、ほんのり甘いミックススパイス。どちらもアメリカ産だからでしょうか、「USプライムビーフ肩ロース」と相性抜群です。
振りかけてから焼くのはもちろん、あとがけもできるので、1本あると重宝するでしょう。
余ったら冷凍保存可能!

ひとパック1.5kg近くある「USプライムビーフ肩ロース」。一度で食べ切れないこともあるかと思います。余った分は冷凍して賢く保存しましょう。
解凍しやすいよう小さ目にカットし、ラップに包み、さらにジップ付き保存袋に入れて冷凍してください。2週間はおいしくいただけます。解凍するときは、冷蔵庫で低温解凍がおすすめ。
さすがコストコ最強肉。会員になったら一度は買いたい

いつ食べても安定したおいしさで、決して期待を裏切らないコストコ「USプライムビーフ肩ロース」。コストコ会員になったなら、一度は買いたい商品です。
高級和牛もいいけれど、おうちで手軽に食べられるステーキは最高♪おいしい焼き方を参考にして、ぜひ活用してみてください。おうちステーキはもちろん、夏のBBQにもいいですよね。
商品情報
■商品名:USプライムビーフ肩ロース
■価格:100gあたり289円(税込)
■内容量:約1,400g
■原産国:アメリカ合衆国
※掲載商品の情報は公開時点のものです。店舗によっては取り扱いがない、または販売終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。