F1

GREEN FUNDINGで3月31日まで支援募集中の家庭用高圧洗浄機「F1」を試用することができたので、その実力を検証してみました。なお、お借りしたのはサンプル版であり、パッケージングなど製品版とは異なる可能性があることを予めご了承ください。

筆者は、今年で築18年の戸建て住まい。さすがにいろいろと汚れが目立つようになってきました。そのため、高圧洗浄機が欲しいなと思いつつも手を出していなかったのですが、今回試用できたので早速いろいろと掃除に使ってみました。

▲家庭用高圧洗浄機「F1」。付属物はこのほかに、吸引用のホースと蛇口接続用のアタッチメント、洗剤を入れるタンクなどがある

本製品の売りは、小型・軽量でかつ1万kPaの高水圧を実現したところ。サイズは34×17×25cmで重量は5.2kg。しかも、この手の製品に多い樹脂製ではなく合金製のボディなので、劣化の心配と低く、耐久性も高いのが特徴となっています。

▲ボディは合金製。軽くて取っ手が着いているので持ち運びやすい仕様。上面には水圧計と調整ダイヤル、電源スイッチがあります
▲背面側に水道に接続する吸引口があります

高水圧を実現したモーターは、工業用直巻電動機を採用。低速時は大きなトルクを発生し、高回転時には運転効率がアップするため、同サイズのインダクションモーターと比べて出力と回転数の面で大きな差があるとしています。

また、水圧が確認できる感圧センサーを内蔵。水圧を調整するダイヤルも備えており、材質によって水圧を変化させて使用できます。

クルマは泡洗車ができるのがいい

さっそく、クルマの洗車から試してみました。まず水道の蛇口に付属のアタッチメントとホースを接属します。蛇口に付けるアタッチメントはネジ溝があるタイプとないタイプ用が用意されていて、蛇口の種類によって使い分けます。筆者宅はネジ溝がないタイプなので、蛇口にはめてジョイントのリングを締め付けるタイプを装着しました。

▲筆者宅に設置した外水栓は、ネジのない蛇口。このため、締め付けるタイプのアタッチメントを使用しました

▲ジョイントのリングを回して締め付けるので、ドライバー不要。そのため脱着もラクです。ただ、しっかり締め付けないと漏れます

続いて本体の吸引口にホースを接続。こちらもアタッチメントの使用なので接続は簡単です。そして、出力口に高圧ホースを接続。トリガーガン側もワンタッチで接続でき、こちらも簡単です。

▲水道からのホースはアタッチメントをはめて吸引口へ
▲出力口は金属製なので高圧がかかっても耐久性が高くなっています
▲トリガーガン側は黄色いボタンを押すことで、ワンタッチで着脱可能になっています

あとは電源を入れるだけですが、ちょっと問題が発生。本製品はアダプタータイプのため、一般的な屋外コンセントの場合、コンセント口が風雨にさらされないようにカバーが付いているため直接差せません。しかも、延長タップを使おうとしたら延長タップの口に差さりません。

原因は、本製品のアダプターのプラグがアース側を指定するため、左側の口が大きいものでないと差さらないためです。幸い対応した延長タップがありましたが、延長タップには対応していないものもあるので、延長タップを購入する際には注意が必要です。

▲一般的な屋外用コンセント。カバーが付いているので、アダプターから直プラグのタイプだと差せません
▲アダプターのプラグをよく見るとわかりますが、一方のサイズが大きくなっています。延長タップには左右の口が同じサイズのものもあるので、購入時は注意が必要です

家庭用のコンセントは、左側の口が大きいコンセントのはずなので問題ありません。なので延長コードを装着するのが面倒なら窓を開けて家内のコンセントに差すのがいいでしょう。電源コードは直付きで12mあります。

電源まわりをクリアしたところで、洗車の開始です。今回、付属の洗剤を入れるボトルを使用してみました。

▲洗剤を入れるボトルが付属しているので、高圧洗浄機用のカーウォッシュを購入
▲使い方が最初わからず……。黄色い調整バルブに穴があるので、そこを塞ぐと洗剤が混ざって泡になります。穴を塞がなければ通常の水になるので、ノズルを交換しなくてもすぐに流せます

車体がホワイトパールということもあり、汚れ具合が写真ではわかりにくいのですが、雨のあとに土埃によってかなり汚れていた状態だったものが、泡洗車によって高圧洗浄機で噴射しただけでキレイになりました。隙間に溜まった土汚れも水圧で掻き出してくれます。こびりついた汚れはさすがに擦らないと落ちませんでしたが、洗車場へ行かなくても自宅でしっかり汚れが落とせました。

▲ノズルを調整すると、ストレートとワイド噴射を切り替えられます
▲こちらは絞った状態のストレート
▲洗剤を使った状態。表面についた土埃は、これで十分綺麗になり、ワックス効果も得られます(使用するカーウォッシュによります)

水圧を調整して汚れだけ落とす

続いて、我が家の長年の課題であった塀です。新築時におしゃれかなと思ってザラザラ感を残した仕上がりにしたのですが、汚れが溜まって非常に汚い状態になっています。こちらを高圧洗浄機で流したらあっという間にキレイになりました。写真だと光の加減で分かりづらいかもしれませんが、土汚れがかなり取れています。

▲ポストなどを設置している塀は、凹凸を付けた施工にしたため、汚れが付着しやすくかなり汚く見えます
▲ザッとF1で汚れを落としたところ。こびり付いた泥が洗い流されました

また玄関周りのアプローチは、砂利を接着剤に固めた施工になっていて、砂利が散らばらないのはいいのですが、やはり土が隙間に留まり汚くなっています。ただ、水圧が強すぎると石がどんどん剥がれてしまうため、本製品のように水圧をコントロールできると、剥がれが少なく済みそうです。

▲固めた砂利が剥がれやすいので、水圧を調整して作業するのが望ましい
▲上にあるるダイヤルを回すと水圧調整ができます。最大1万kPaとのことでしたが、メーター読みでいくと、50強barなので、5000kPaほどでした
▲少し水圧を緩めた状態。あとノズルをストレートにするかワイドにするかでも変わってきます

水道からだけでなく、バケツに溜めた水を吸引して利用することもできます。試しにベランダの掃除をしてみたのですが、水道からの吸引とそん色なく掃除できました。ただ、今回届いたときにホースが折れ曲がっていたため、その部分で水が堰き止められてしまったため最初はうまく稼働しませんでした。製品版では梱包するとき、ホースが折れ曲がらないよう配慮してもらいたいものです。

▲給水フィルターが付属しており、バケツや風呂、プールや池などからでも利用できます
▲使用前の写真を撮り忘れてしまいましたが、奥の方の状態が掃除後に手前ような状態に。十分な水圧で掃除できますが、バケツ一杯だと利用できる時間は短時間です

バケツの水が利用できるのはいいですが、1度に利用できる範囲は掃き出し窓2枚分程度ではないでしょうか。結構あっという間になくなります。ベランダ全体を掃除しようと思ったら、筆者宅の80×550cm程度のベランダでも、表面だけなら5、6回、タイルを剥がして泥を除去するとなるとちょっとバケツではキツイかもしれません。同梱されている水道につなげるホースは2mしかないので、市販の延長ホースを利用して庭にある水道から取るほうが無難でしょう。

水道の蛇口にアタッチメントが使えるかがキモ

あとは、キッチンや洗濯機、お風呂などの排水溝を洗浄したいと思ったとき、水道の蛇口がネックになります。筆者宅では、同梱されているネジ式タイプのアタッチメントを装着できる蛇口はありませんでした。かと言ってネジ式ではないアタッチメントを装着できる場所は、洗濯機用の蛇口ぐらいしか考えられません。

▲筆者宅で唯一ネジ溝のあるキッチンの蛇口。洗面や風呂場の蛇口は特殊で使えません
▲普段はシャワー詮を装着していますが、付属のアタッチメントは付きませんでした。ネジ山が明らかに違うので、ネジ溝がある蛇口全般に装着できるわけではないようです

そこが使えればなんとかなりますが、使えない場合はお風呂に水をためて利用することになります。自宅内でも活用したいと考えている人は、そのあたりも確認しておいたほうがよさそうです。

▲洗濯機用の水栓。締め付けるタイプでギュッと閉めれば使えました

作動音は、サイクロン式掃除機を動作させているときと同じ感じです。水圧を下げたほうが、動作音が大きくなる感じがしました。

高圧洗浄機は、クルマの洗浄だけでなく、日々の暮らしで積もりに積もった汚れを一掃するには非常に便利なアイテムです。本製品は、サイズも小さく持ち運びやすいので、外回りだけでなく家の中やベランダでも活用しやすくなっています。個人的には、別売りでかまわないですが、ノズル部分のバリエーションがあるといいですね。特に曲がっているものがあると掃除のバリエーションが増えます。

購入する際は、水道の蛇口を確保できるのか、ねじ式の場合装着できるのか、コンセントは近くにあるのかなどを確認してから、検討するといいでしょう。