1月17日から

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 ゆうちょ銀行は、2021年7月2日に発表した一部商品・サービスの料金新設・改定に基づき、22年1月17日から「硬貨取扱料金」「金種指定料金」を新設する。この変更を受け、消極的だった飲食店などの中小・小規模事業者のキャッシュレス決済サービス導入に弾みがつくと期待されている。

 

 新設する硬貨取扱料金とは、窓口で硬貨で入金する際などに請求する手数料。硬貨1枚から50枚までは無料だが、51枚以上100枚までは550円、101枚以上500枚までは825円、501枚以上1000枚までは1100円(以降、500枚ごとに550円加算)の取り扱い手数料がかかり、別途、現金で支払う必要がある。ただし、義援金の払込みのみの場合は対象外。

 金種指定料金とは、窓口で預金の払い戻しなどのため硬貨や紙幣の種類・枚数を指定する際に請求する手数料。新券ではない1万円札を除く合計枚数に応じて、硬貨取扱料金と同額の料金がかかる。記念硬貨の引換えは対象外。

 さらに各種既存サービスの料金新設・改定として、普通為替・定額小為替の再交付料金を新設したほか、多数の料金改定を行い、全般的に値上げした。

 同じく1月17日に、ATM関連料金の新設・改定も行い、郵便局・ゆうちょ銀行以外に設置されたゆうちょATM利用料金の新設(曜日・時間帯による有料化)、ローソン銀行ATM・イーネットATMでの手数料改定(全時間帯有料化)は、ATMの利用にあたって注意すべき変更となる。