Appleが、Googleのクラウドコンピューティングサービス「Google Cloud」を用いて8エクサバイトに及ぶクラウドストレージを確保しており、クラウドストレージの保持のために2021年だけで3億ドル(約330億円)の資金を投じる予定であることが報じられています。

Apple’s Spending on Google Cloud Storage On Track to Soar 50% This Year - The Information

https://www.theinformation.com/articles/apples-spending-on-google-cloud-storage-on-track-to-soar-50-this-year

Apple is now Google's largest corporate customer for cloud storage | AppleInsider

https://appleinsider.com/articles/21/06/29/apple-is-now-googles-largest-corporate-customer-for-cloud-storage

Apple increases spendings on Google servers by 50% to store 8 million Terabytes of data - Report

https://www.ithinkdiff.com/apple-google-server-icloud-data/

Googleは多くの企業に対してクラウドコンピューティングサービスのGoogle Cloudを提供しています。AppleもGoogle Cloudを利用する企業の1つで、2020年11月にはユーザーのデータを保管するために新たに470ペタバイトのストレージをGoogle Cloud上に確保しており、合計ストレージ容量は8エクサバイトに達したとのこと。加えて、AppleはGoogle Cloudに2020年から50%増額した3億ドルの資金を費やす予定であることも報じられています。

また、The InformationによるとAppleは記事作成時点ではGoogle Cloudの最大の顧客とのこと。2番目に多くの容量(470ペタバイト)を契約しているTikTokの運営企業・ByteDanceや、3番目のSpotifyの契約容量(460ペタバイト)と比べてAppleの契約容量が飛び抜けて多いことから、Google CloudのスタッフはAppleを「ビッグフット」と呼んでいるとのことです。



Apple関連情報サイトのAppleInsiderによると、AppleはGoogleだけでなくAmazonが展開するクラウドコンピューティングサービスAmazon Web Services(AWS)もデータの保存先として利用しているとのこと。AppleInsiderはGoogleが音楽・ビデオ・文書といったデータを効率良く扱えるようにしたオブジェクトストレージを提供していることを挙げて、「AWSはクラウドストレージ市場で大きなシェアを獲得していますが、Googleはニッチを切り開いています」と指摘しています。

なお、Appleはデータを暗号化した状態で外部のクラウドストレージに保存しているとのことで、データの中身がAmazonやGoogleに明かされることはありません。また、テクノロジー関連メディアのiThinkDifferentは「AppleがライバルであるGoogleのサービスにデータを保存していることを不安に思う人もいるでしょう。しかし、AppleはSamsungとディスプレイの供給契約を交わしていることを筆頭に、競合他社のサービスを多く利用しています。テクノロジー企業は互いに信頼し合っているのです」と述べています。

なぜAppleはSamsungなしでは生きていけないのか? - GIGAZINE