AMDが最大64コア・128スレッドのワークステーション向けCPU「Ryzen Threadripper Pro」シリーズを発表

AMDがプロフェッショナル・ワークステーション向けのCPU「Ryzen Threadripper Pro」シリーズを発表しました。Ryzen Threadripperがゲーマー・配信者・動画編集者などのクリエイターをターゲットにしていたのに対し、Ryzen Threadripper Proはプロフェッショナルの開発スタジオやデザイナー、エンジニア、データ研究者向けのプロセッサだとのことです
https://www.amd.com/ja/processors/ryzen-threadripper-pro
AMD Announces Ryzen Threadripper Pro: Workstation Parts for OEMs Only
https://www.anandtech.com/show/15910/amd-announces-ryzen-threadripper-pro-workstation-parts-for-oems-only
Introducing AMD Ryzen™ Threadripper™ PRO Processors - YouTube
Ryzen Threadripper Proは、以下の4モデルが発表されています。いずれもCMOSはTSMC 7nm FinFETです。
Ryzen Threadripper Proコア/スレッド基本周波数ターボ周波数L3キャッシュ合計L1キャッシュ合計熱設計電力(TDP)3995WX64/1282.7GHz4.2GHz256MB4MB280W3975WX32/643.5GHz4.2GHz128MB2MB280W3955WX16/323.9GHz4.3GHz64MB1MB280W3945WX12/244.0GHz4.3GHz64MB768KB280W
最上位モデルである3995WXは64コア・128スレッドで、クロック周波数は第3世代Ryzen Threadripperよりもやや低いものの、AMDのサーバー向けプロセッサであるEPYC 7742(2.25GHz/3.4GHz)やEPYC 7H12(2.6GHz/3.3GHz)を超えています。AMDによれば、コア数と周波数の設定はさまざまなライセンスモデルに適合するように設計されており、高周波数モデルが推奨される場合はコアごと、より多くのコアが推奨される場合はソケットごとのライセンスを持つソフトウェアに対応しているとのこと。

DRAMについては、Ryzen ThreadripperがDDR4-3200を4チャンネル、最大256GBまでサポートしていたのに対して、Ryzen Threadripper ProはDDR4-3200を8チャンネル、最大2TBまでサポート。さらにRDIMMやLRDIMMといったサーバー向けのメモリにも対応しました。また、Ryzen Threadripper Proにはセキュリティ機能としてAMD PROテクノロジーセットが組み込まれています。

対応するチップセットはWRX80。加えて、Ryzen Threadripper Proは、PCIe 4.0は最大128レーンまでサポート可能となっています。Ryzen Threadripper Proはシングルソケットのみに対応しているとのことですが、AMDは「Ryzen Threadripper Pro 3995WXはIntelのXeon Platinum 8280のデュアルCPUよりもパフォーマンスは上」とアピールしています。

ただし、Ryzen Threadripper ProはOEMにのみ提供されるとのこと。記事作成時点ではLenovoがRyzen Threadripper Proシリーズのパートナーとなっており、Ryzen Threadripper Proを搭載したワークステーション「ThinkStation P620」が発表されています。
