6月中旬に発売するや否や、現在まで品薄状態が続いているユニクロの「エアリズムマスク」。キャリコネニュースでもお伝えした通り、発売日には開店前から各店舗前に行列ができたり、オンラインストアにアクセス集中がしたりするなどして大きな話題になった。

今回は、やっと現品をゲットしたので、着用レビューをお届けする。これから本格化する夏に向けて、本当に購入する価値があるか検証してみたい。(文:谷本拓也)

ユーザー目線の"チャック付き"パッケージ


7月2日の13時過ぎに偶然、オンラインストア上に在庫があるのを発見し、すぐに注文。マスクが届いたのは、翌日の午後だった。

若干大きすぎる段ボールで届いたマスクは、紙製のパッケージに入っていた。3枚組で税別990円。パッケージはチャック付きなので、すぐに使わない残りのマスクもホコリから守れるのは嬉しい仕様だ。

他のエアリズム素材のシャツなどと同様に、洗濯して複数回使えることを踏まえると、価格も妥当と言えるだろう。

マスク表面は肌触りの良い生地で、中央の縫い目に沿ってあらかじめ折られていた。裏地には、おなじみのエアリズム素材が使われており、左顎に当たる部分に「AIRism」のロゴがプリントされている。

見た目はスッキリ、小顔効果も狙えるかも?

S、M、Lの3サイズがあり、今回はストア上で「ふつう」とされているLサイズを購入。実際に着用してみると、眼鏡の鼻あてギリギリから顎までを完全にすっぽりと覆い、やや大きめの印象を抱いた。女性ならM、子ども用であればSサイズをお薦めしたい。

着用してまず感じたのは、エアリズム素材のシャツのような清涼感がまったくないこと。むしろ、紙マスクに比べると両頬が密着するので、蒸し暑さを感じるほどだ。感染症対策としては有効だと思われるが、夏に向けて涼しさを求めて購入すると拍子抜けするかもしれない。

呼吸時の息苦しさは、特に感じることがなかった。生地は、メッシュ素材、粒子カットフィルター、エアリズム素材の3層構造。他の布マスクと比べても分厚い生地だが、立体構造のため、鼻と口の近くに空間があり、呼吸や会話がスムーズにできた。

一方、エアリズムマスクを着用した見た目は、紙マスクに比べるとだいぶスッキリした。マスク自体の表面積が大きいこと、立体的な形状、顔に密着する面積が大きいことなどから、小顔効果も得られるのではないかと思う。マスクをお洒落に取り入れたい人には打ってつけだろう。

ネット上では「夏用マスク」と誤解する人も多いが、実はオールシーズン用。着用した印象からも、暑さ対策でエアリズムマスクを購入するのであればお薦めできない、というのが率直な感想だ。空調の効いた室内で着用しても、10〜15分ほどで暑くて外してしまった。

都内では、新型コロナウイルス第二波の兆候が見えており、秋に収束しているとも限らなくなった。ようやく流通が増え始めた中国製マスクは価格が高く、ゴム紐がすぐに切れるという話も聞く。エアリズムマスクは、秋から冬の使用を前提に買うのであれば、十分選択肢に入るだろう。しばらくは入手難が続きそうだが、「急いで買う必要はない」と強調しておきたい。