パソコンの「送る」を使って時短! ファイルを好きなフォルダーにサクッとコピーする方法

写真拡大 (全6枚)

パソコン操作で頻繁に行う作業のひとつが、ファイルのコピーや移動だ。

しかし、コピーしたファイルを階層の深いフォルダーに入れたい場合、1個ずつフォルダーを開いていくのは、かなり面倒で非効率だ。また深い階層のフォルダーに保存したファイルを開く際もフォルダーを1個ずつ空けていくのも面倒だ。
フォルダーのショートカットをデスクトップなど、見つけやすい場所に置いておく方法もあるが、それでは深い階層のフォルダーに保存する意味がなくなるので本末転倒だ。

そこでオススメなのが、右クリックメニューの「送る」を利用する方法だ。
今回は「送る」を使った便利なコピー方法についてご紹介しよう。


■まずは保存先のショートカットを「SendTo」フォルダーに入れる
右クリックメニューの「送る」に表示される項目は、「SendTo」フォルダーにショートカットを入れることで追加できるのだ。

今回の場合は、ファイルの保存先するフォルダーのショートカットを、この「SendTo」に入れればよい。

1.保存先にするフォルダーをコピーする
ファイルの保存先にしたいフォルダー(ここでは「ビジネスファイル」)をコピーする。




2.「SendTo」フォルダーを開く
「Win」+「R」キーを押すと、「ファイル名を指定して実行」画面が表示される。名前欄に「shell:sendto」と入力して、「OK」をクリックする。




3.ショートカットを貼り付ける
「SendTo」フォルダーが表示されるので、この中の何もない部分を右クリックして「ショートカットの貼り付け」を選択する。




4.ショートカットが追加された
コピーした保存先フォルダーのショートカットが追加されたら、これで準備は完了だ。





■「送る」で瞬時にファイルのコピーが保存できる
ファイルを右クリックし、「送る」から保存先のフォルダーを選択するだけ。
これで、コピーが指定したフォルダー内に保存される。

なお、「Shift」キーを押しながらこの操作を行うと、ファイルをコピーせずに指定フォルダーへ移動することも可能だ。





「送る」を使ったコピーや移動は、右クリックからかんたんに行えるのがメリットだ。
ファイルを特定のフォルダーにコピーする場合、通常ならコピーとペーストという2種類の作業でのそれぞれの操作が必要となる。しかし、「送る」機能を使えば、右クリックから送り先を指定するだけの1アクションで完結できる。

この方法を上手に使って、作業の時短につなげてみてはいかがだろうか。


執筆:しぶちん(ITライター)