「騒動から2カ月ぐらいは仕事もせず、まったく部屋から外に出なかったようです。その間、入江に世話になった後輩芸人たちが交代で差し入れを持ってきていて、なんだかんだいっても、面倒見がよかった入江に恩を感じている後輩たちが多いのも事実ですね」(吉本興業関係者)

「闇営業」問題が発覚し、6月4日に吉本に契約を解消されてから約3カ月−−。謹慎処分を受けていた芸人たちが、次々と復帰を果たすなか、入江慎也(42)も肩の荷が下りたのか、“謹慎生活” を解き、8月に入ってからは、中目黒を中心に飲み歩く姿がたびたび目撃されている。

入江と一緒に飲んだというAさんが、そのときの様子を明かす。

「7月下旬に入江さんから突然、『食事にでも行きませんか?』と電話がありました。ただ、当日になっても連絡が来なかったので、今日は中止かなと思っていたら、約束の時間の1時間前に中目黒の隠れ家的なバーの個室を指定されました。

 例の騒動があったせいか、『ずいぶんと用心深くなっている』と感じましたね」

 帽子を目深にかぶり、黒縁眼鏡のラフな格好で現われた入江。Aさんに、仕事のことについて熱心に相談したという。

「入江さんはずっと、炭酸水を飲んでいましたね。『いま、お酒を飲んでいるところを見られたら、反省していないと見えるでしょう』と、冗談交じりに言ってました。入江さんは今後の事業について、いろんな人に相談しているそうです。

 どこの会社か具体名は言いませんでしたが、『清掃会社のフランチャイズになって頑張りたい』と。『知り合いの社長さんに頼んで、オフィスビルや知り合いが住む高級マンションの清掃など、比較的単価が高い分野に進出していきたい』と熱く語っていましたね」

 現在は、ハウスクリーニングの会社で働いているという入江。8月25日、本誌は清掃用具を台車に積み、自宅から出てきた入江を直撃した。

−−現在は何をされているのですか?

「仕事中なので、申し訳ありません」

−−芸能界に戻る気は?

「すいません、急いでいるので」

 そう言うと、台車を押しながら、同僚らしき男と足早に立ち去った。なぜ、入江は清掃業を選んだのか? 前出の吉本興業関係者が、入江の思惑を推察する。

「入江は『芸能界に復帰したい』ということを口にしていると聞きました。それは、待ち続ける『カラテカ』の相方・矢部太郎さんのため。入江が会見を開かないのは、相方の矢部の意向があったからです。ただ、早期復帰を考えているのかもしれませんが、最低でも5年は無理。

 また、ボランティアで清掃活動に参加している姿がスポーツ紙に取り上げられましたが、彼なりに世間へのアピールを考えてのことでしょう。

 一方で、清掃ビジネスに参入したいというのは、バイトで清掃業務をおこなっている、売れない芸人が多いから。彼らをうまく取り込んで、復帰の足がかりになればと考えているのでしょう」

 8月28日、渋谷ハチ公前広場で清掃活動に参加した入江は、「掃除は嫌いじゃない。いろいろ修業しようかな」と語っていたが、闇営業の後片づけには、しばらく時間がかかりそうだ。

(週刊FLASH 2019年9月17日号)