落合陽一、news zero動画で口唇口蓋裂の息子への思い語る「外から何か言われても2人で受け止めればいい」
筑波大学准教授でメディアアーティストの落合陽一さんは、口唇口蓋裂を持つ息子の写真をSNSにアップしている。ツイッターでもその理由を語っていたが、10月23日、「news zero」(日本テレビ系)放送後、番組公式ツイッター内の動画で、改めて自身の思いを語った。
落合さんは、番組には10月から、コメンテーターとして出演している。この日の放送では最後に、視聴者の声に答えて「親として子どもとどう生きていくか」話そうとしていたが、途中で切れて番組は終了。そのため、放送後に公式ツイッターで公開される生放送動画「ウドウ反省会」内で詳しく明かされる形になった。(文:okei)
ネットの批判的な声に対し「特に何も考えてない意見っていうのはノイズだと思っている」
落合さんは口唇口蓋裂について「500人に一人くらいいる、よくある話」と語る。子どもの写真を自身のインスタグラムやツイッターに投稿しているのは、子どもが産まれたとき、2〜3時間パニックになってしまったからだという。調べていくうち、手術で治るものだと分かり落ち着いたそうだが、
「問題は、どういう風に治っていくかが写真などで分からず、誰かが発信してあったほうがきっといいなと思った」
と思いを語った。
落合さんは、親が子どものことを SNS に書くリスクは承知しつつ、「親が治ると思っているなら、外から何か言われたとしても、それは僕と子どもの問題なんで、2人で受け止めればいいのかなと思うんですよね」とキッパリ。発信するデメリットはあまり無いとも考えているそうだ。
動画に一緒に出演している有働由美子キャスターから、批判的な反応をする人たちをどう思うか問われると「それも多様性」と回答。
「僕はその問題と向き合っているけど、そうじゃない『茶化し』みたいなものには、真面目に向き合っていることを伝えれば、それ(批判は)出てこないんじゃないか。(中略)便所の落書きじゃないですけど、特に何も考えてない意見っていうのは、僕はどうでもいいノイズだと思ってるんで」
と、毅然とした態度を貫いた。
「風邪をひいても治ると分かっていれば障害じゃないし、近視も眼鏡かければ障害じゃない」
疾患の認知を上げる重要性についても説明する。
「検索可能になっていると嬉しい人もいる。少なくとも僕がグーグル検索したときにそれが出てきたら、ああなるほどな、ありがとうって思っただろうし」
「風邪をひいても治ることが分かっていれば障害じゃないし、近視だって眼鏡かければ障害じゃない。そういう観点で、どういう対処法があるか知らないから、みんな差別したり文句言ったりする」
「知っていれば別に大したことじゃないんじゃないかなと思うんだよねえ」と、軽やかに語る落合さん。ネットでは、「今日は反省会のほうがメインコンテンツだなあ」「反省会のほうが内容が濃いぜ」といった声が上がっていた。