第1子を出産した堀北さん(2010年7月撮影)

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2016年12月17日から18日にかけて報じられた、俳優・山本耕史さんと女優・堀北真希さん夫妻の第1子誕生。しかし、この情報は公式発表されたものではない。山本さんの親友である「SMAP」香取慎吾さんが出演番組内で明かし、それをスポーツ紙などが伝えるというイレギュラーな形で世に知られることとなった。

その後、スポーツ報知などの取材に対し、堀北さんの所属事務所が出産の事実は認めたが、その日時などは非公表と答えるなど素っ気ない対応だ。こうした経緯について、ツイッターなどには、山本さんの「マスコミ不信」との関係を指摘する声も出ている。

「こういうのは本人が報告するものじゃないの?」

12月17日夜放送のバラエティ番組「SmaSTATION!」(テレビ朝日系)の冒頭、香取さんは2人の間に第1子が誕生したことを明かした。

「本当に寒いので、あたたかい話を一つ。僕の友達の山本耕史さんにお子さまが生まれてお父さまになられました。山本さん、堀北さん、おめでとう」

この突然の発表をうけ、マスコミ各社が「電撃発表」「フライング発表」と一斉報道。翌18日には、ORICON STYLEやスポーツ報知(電子版)などは、堀北さんの所属事務所へ確認し、裏を取った記事を配信している。

しかし、公式発表は18日17時30分時現在まで行われておらず、夫婦連名のコメントなども出されていない。堀北さんの所属事務所は、スポーツ報知などの取材に対し、出産自体の事実は認めたが、その日時や赤ちゃんの性別などは非公表としている。山本さんのファンクラブ公式サイトを見ても、少なくとも会員番号とパスワードを入力しなくても見ることができるコンテンツでは、出産には触れていない。

芸能人の出産は、本人があまり時間をおかずにSNSやブログで公表したり、所属事務所がマスコミへFAXを送ったりするケースが目立つなか、今回の「香取さんが番組内で発表」という経緯をいぶかしむファンは多いようだ。ツイッターでも

「事務所発表とかより前だったんだな」
「こういうのはファンや関係者の事や事務所からだとか、本人が報告するものじゃないの?」

といった声が寄せられている。

山本耕史が不快感をあらわにした「妊娠報道」

こうした「マスコミ嫌い」指摘が出てくる背景には、堀北さんの妊娠を公式発表した際に寄せた、山本さんのマスコミ批判コメントがある。話はおよそ半年前にさかのぼる。

6月21日発売(首都圏など)の女性週刊誌「女性自身」(7月5日号)が、堀北さんの通院写真や「最近妊娠したそうだ」といった関係者の証言を掲載し、「堀北妊娠」をスクープ。山本さんは同日、ファンクラブ公式サイト「MAGNUM1031」で、妻の妊娠を認めた一方、

「本来であれば安定期に入った段階で、まず会員の皆様にご報告すべきところですが、私たちの意思に反して、この時期に、そしてあのような形で報道されてしまいました」

と、妊娠報道への不快感をあらわにした。さらに、

「出産および、その他プライベートな出来事に関しましては山本耕史及び所属事務所などから、ご報告申し上げることは、控えさせて頂こうと考えております」

と明言。

「プライべートを大切にしたい想い、ご理解いただけると信じております」

とファンに呼びかけたのだ。

こうした経緯が、今回の「香取さんによる特ダネ出産発表」と関係があると受け取る人は少なくないようで、ツイッターでは

「よっぽどマスコミの報道に思うところがあるんだろうな」
「いかにマスコミが信頼されていないかってのが判る」

などの指摘が出ている。