レアル・マドリーがとんでもない失態により、コパ・デル・レイ敗退の危機に瀕している。

2日、コパ4回戦ファーストレグでカディスと対戦したレアルは、24歳のロシア人デニス・チェリシェフをスタメンで起用した。ここまでリーガエスパニョーラとチャンピオンズリーグで4試合出場と、ほとんど出番がなかった選手だ。

だが、レアルにとって残念だったのは、チェリシェフがピッチに立てなかったはずの選手だったということだ。昨季、ビジャレアルでプレーしたチェリシェフは、コパで3枚目のイエローカードをもらい、累積警告により出場停止だったのである。

ラファエル・ベニテス監督からのチャンスを生かそうと、チェリシェフは試合開始3分で先制点を挙げた。試合はレアルが後半にMFイスコの2得点を加え、3-1で勝利している。

だが、何かがうまくいっていないことは明白だった。レアルのベンチもミスに気づき、後半開始直後にチェリシェフをピッチから下げ、マテオ・コヴァチッチを投入した。だが、もはや後の祭りだ。

カディスが訴えた場合、レアルには処分が科される。カディスは試合後に会議を開いており、訴えることを発表した。レアルのエミリオ・ブトラゲーニョ氏は、「どうなるか待つ。カディスが訴えれば、あとは法で決まる」と述べている。

だが、前例からもレアルが敗退になることは明白だ。9月、オサスナがやはり出場停止だったミランデス・ウナイを起用し、敗退となっている。