「働いても働いても豊かになれない」、そんな実感を抱く人が増えている。それでも、多くの人はたくさん働くことをやめない。少子化で労働人口が減っているにもかかわらず賃金は上がらず、移民やAIがその穴を埋めていく。こうした状況の中で、私たちはなぜ働き続けてしまうのか。生物学者・池田清彦氏が、経済構造と人間の価値観の両面からその理由を考える。※本記事は、池田清彦氏著『人はなぜ働かなくてもいいのか』(扶桑社