大手商社7社の2019年4―9月期連結決算が出そろい、伊藤忠商事、三井物産、豊田通商の3社が当期増益を確保した。伊藤忠商事は非資源分野を中心に業績を伸ばした。三井物産は豪州鉄鉱石など、金属資源が堅調に推移。一方、双日は海外石炭事業の販売価格の下落が響くなど、明暗が分かれた。20年3月期見通しでは三菱商事、住友商事が下方修正した。三菱商事は、原油デリバティブ取引関連の損失を計上したことなどが響い