流通系カード会社首位のクレディセゾンの株価が2019年5月15日の決算発表以降、乱高下している。6月第1週には証券会社のリポートをきっかけに急落し、8年9か月ぶりの安値をつけたと思えば、規模の大きい株主還元策が好感されて急回復した。ただ、クレジットなど金融サービス事業の競争環境は厳しさを増しており、成長鈍化への懸念は根強く、上値の重い展開が続きそうだ。企業間競争の激しさが背景にクレディセゾンの株価は5月末の時