歴史的なアップセットに、敵国も熱狂しているようだ。

 9月2日にパナソニックスタジアム吹田で開催されたカタール・ワールドカップ・アジア最終予選の第1節で、日本はオマーンと対戦し、0-1でまさかの敗戦を喫した。

 序盤からボールを支配するものの、なかなか攻撃の形を作れず、27分のチャンスを伊東純也が逃すなど決定力も欠く。スコアレスドローに終わるかと思われた88分には、途中出場のイッサム・アルサビにゴールを許し、痛恨の黒星スタートとなった。

【動画】終了間際にまさかの…日本を地獄に突き落としたオマーンの劇的決勝弾
 かたやオマーンにとっては、敵地での会心の勝利だ。同国サッカー協会の公式SNSには、番狂わせを演じた選手とブランコ・イバンコビッチ監督に対し、次のようなコメントが寄せられている。

「選手たちは英雄だ」
「このパフォーマンスを誇りに思う」
「日本に勝つなんて信じられない」
「歴史的な勝利だ」
「彼らはモンスター」
「イバンコビッチ監督は本当に素晴らしい」
「決してミスを犯さなかった」
「この勢いを継続してほしい」

 日本、オーストラリア、サウジアラビアの三つ巴になるかと思われたグループで、台風の目になるかもしれないオマーン。次節、ホームでのサウジアラビア戦での戦いぶりにも注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部