「タイタンIIミサイル発射施設を所有できる大胆な機会です」ということで、かつて政府から極秘扱いを受けていた施設が不動産会社によって売りに出されました。

24665 S Highway 79, Catalina, AZ 85739 | Zillow

https://www.zillow.com/homedetails/24665-S-Highway-79-Catalina-AZ-85739/2082082831_zpid/

Real Estate Opportunity of the Week: A Decommissioned Nuclear Missile Site - VICE

https://www.vice.com/en_us/article/wjw34z/real-estate-opportunity-of-the-week-a-decommissioned-nuclear-missile-site

施設があるのはアメリカ・アリゾナ州のフローレンスという地域。地図で確認したところ、人里離れた場所で、近くに軍事基地がありました。

「住居、貯蔵庫としてどうぞ」ということで不動産データベースを運営するZillow上に表示されている物件はこんな感じ。価格は約4200万円で、広さは5万平方メートル。30年ローンだと1カ月当たり20万6000円の支払いとなっています。



「Utilities / Green Energy Details」という項目には、インターネット・テレビ使用可能、との情報。



施設の間取りはこんな感じ。画像左上の避難ハッチから中に入り、ハシゴを下った先の通路を通ると、まず発射コントロールセンターがあります。通路でつながった隣の施設には突風に耐えるための堅牢な扉が何枚もあり、さらに隣の施設にミサイルの発射台があります。



部屋と部屋をつなぐ通路の扉はこんな感じ。かなり重厚なので、大きな衝撃にも耐えられそうです。



施設は3階建て。



階段を上っていくと……



3階部分はこんな感じ。写真には写っていませんが、間取りマップによると、この隣の部屋にベッドやテーブルなどが置かれていたようです。



コントロールセンター。





避難ハッチの様子。



地下施設がある場所はこんな感じで、一見すると何もない荒野です。



……が、近寄ってみると、避難ハッチがあるのがわかります。



これが出入口。



施設内部に入るには長いハシゴをつたって降りていきます。



この通路の先に、施設が広がっているわけです。



なお、地図上では何もない荒野に見えましたが、不動産情報によると、施設はスーパーマーケットなどから20分の距離とのことで、そこまで人里からは離れていない様子。近い内に3Dインタラクティブツアーがスタートする予定ですが、事前に許可がない立ち入りは禁止されています。