都市型カジュアルな雑誌はもう成り立たない? 『JILLE』休刊にファッション好き震撼
「ワンランク上のリアルカジュアル」をテーマに20代前半の女子をターゲットにしてきた『JILLE』。裏原宿を中心としたストリートに加えて、パリ・ロンドン・ニューヨークといった海外のスナップもたびたび掲載。レザーのような辛めなアウターとフェミニンなインナーを組み合わせたり、赤系と青系を違和感なく合せる着こなしを提案したり、自由かつセンスフルなスタイルが特徴で、「街」のおしゃれを追求してきた雑誌といえるでしょう。日本離れした映画っぽい雰囲気のグラビア作りが好き、というファンも少なくありませんでした。
日本雑誌協会が発表している印刷部数によると、2013年7〜9月の『JILLE』は77367部。5年前と比べて半分余りに留まっています。やはり都市部のカジュアルスタイルをテーマにしていた小学館の『PS』は2011年7月に休刊となっており、都市型のセンスで勝負するファッション誌の厳しさが増していることが見て取れます。
なお、『JILLE』休刊後も通販サイトの『JILLE STORE』は継続して運営されるとのこと。各ブランドのサイトや通販ページでアイテムの情報は手に入り、コーディネートも参考にできるようになっていますが、独自の視点でアイテムを紹介する雑誌が減るのはファッション好きにとって寂しい限り。『Twitter』や『Instagram』のアカウントを存続して情報を発信していくといい、「次の展開がある時は必ずここでお知らせしますね! 」と含みを残しているので、「今後」がもたらされることを祈るばかりです。
『JILLE』オフィシャルサイト
http://www.jille.jp/

