サムスン、米当局の輸入禁止決定で抗告へ「消費者の選択権を奪う」
米通称代表部(USTR)は8日、米アップルの特許を侵害したとして、韓国サムスン電子の一部製品の米国への輸入と販売を禁じた米国際貿易委員会(ITC)の措置に拒否権を発動しないと発表した。サムスンは「消費者の選択権を奪う」として抗告する方針。複数の韓国メディアが報じた。
サムスンは9日、ITCの輸入禁止措置を米政府が受け入れたことについて「遺憾に思う」とし、「市場での競争と米国消費者の選択を制限する措置」と批判した。今後は、「ITCの輸入禁止の最終判定について裁判所に抗告する方案を検討する」と明かした。
対象機種は「ギャラクシーS」、「ギャラクシーS2」、「ギャラクシーネクサス」、「ギャラクシータブ」など旧型の端末。サムスンが抗告した場合、輸入・販売禁止の措置は猶予される。
ITCは8月にサムスンの通信特許を侵害したとして、米アップルの製品の輸入・販売を禁じたが、USTRは拒否権を発動し命令を覆している。韓国メディアは、今回のUSTRの決定は、アップルに対する時とは真逆だと批判した。
ただ、業界では対象機種が旧型であることから、サムスンのスマートフォン販売に与える影響は少ないとみられている。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:(C)Francis Dean/123RF.COM)

