ロンドン五輪卓球女子シングルス準々決勝で、福原愛は世界ランキング1位の中国の丁寧にストレート負けした。中国でも人気の福原と世界女王の対決には中国メディアも注目し、「福原は運が悪かった」(1日付広州日報)などと伝えた。写真は、ロンドン五輪を目前に練習に励む丁寧選手。6月27日撮影。(写真は「CNSPHOTO」提供)

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 ロンドン五輪卓球女子シングルス準々決勝で、福原愛は世界ランキング1位の中国の丁寧にストレート負けした。中国でも人気の福原と世界女王の対決には中国メディアも注目し、「福原は運が悪かった」(1日付広州日報)などと伝えた。(写真は「CNSPHOTO」提供。ロンドン五輪を目前に練習に励む丁寧選手。6月27日撮影)

 準々決勝で日本チームは、石川佳純がシンガポールのワン・ユエグを下して4強入りを果たした。世界ランク1位の丁寧と当たった福原は、「石川に比べれば、運が悪かった」(広州日報)。

 身長172センチと長身で「大宝貝(ビッグベイビー)」の愛称を持つ丁と、色白で愛らしいことから「瓷娃娃(磁器製のお人形)」の愛称で親しまれる福原の対戦は、注目の一戦となった。

 福原は第1ゲームで10−6とリードしたが、そこから追い上げた丁に13−15と逆転された。これが響き、その後の3ゲームも6−11、6−11、4−11と次第に差を広げられ、ストレート負けを喫した。

 23歳でまだあどけなさの残る福原は、試合後すすり泣いて悔しがった。中国メディアのインタビューを受けたときも、感情を抑えきれずにむせび泣き。記者たちに慰められた福原は、東北訛(なま)りの中国語で「どういうこと? 試合中は丁寧を応援したくせに、試合後は私を慰めに来てくれるなんて」と泣き笑いを見せた。

 「出だしは好調だった。まさかミスでチャンスを逃すとは思わなかった」と福原。「丁寧はとても強かった。全力を出したので、負けても悔いはない。ただ4年に一度のオリンピックで、自分のシングルスの試合がこれで終わってしまうのが、本当につらい」

 「気持ちを整理して、団体戦ではいい成績を取りたい」と力強く話した。(編集担当:阪本佳代)