国際オリンピック委員会(IOC)の選手委員を務め、韓国国会議員の文大成(ムン・デソン)氏が24日、ロンドン五輪の聖火リレーの走者を務めることが明らかになった。文氏は修士論文と博士論文で盗作が疑われていることから、韓国内では批判的な報道が相次いでいる。

 ロンドン五輪組織委員会は2日、公式サイトで2004年アテネ五輪のテコンドーの金メダリストで、IOC選手委員の文大成氏を聖火リレーの走者に選んだと発表した。同氏は7月24日にロンドン西部のヒリングドンで走ることになった。

 一方で、文氏には論文の「盗作疑惑」がある。文氏は4月の韓国統一選挙で与党セヌリ党として当選したが、博士論文・修士論文でほかの論文を丸写したような形跡が見られた。盗作疑惑を受け、文氏はセヌリ党を離党し、東亜大学の教授職も辞職した。

 文氏の博士論文を審査した韓国の国民大学は、盗作の有無について審査を行っており、7月中に結果が発表される見通し。ただ、同大学倫理委員会は4月21日に「盗作に当たる」との見解を示しており、韓国世論は「盗作議員」との烙印を押しているのが現状。

 韓国のネット上では、ロンドン五輪の聖火リレーに参加することに対して、「国の恥さらし」と批判的な見解が圧倒的だ。韓国では「聖火もコピー?」「国際的な恥」「国の恥さらし」などとする世論の反応を見出しにした関連報道が相次いだ。(編集担当:金志秀)