――例えばお花屋さんとかお嫁さんとか、幼い頃に抱いていた夢はありましたか?

倉木:あっ!ありました(笑)。幼稚園ぐらいの時は、アイスクリーム屋さんになりたいという夢があって。幼い頃に考えることってすごく単純で、毎日アイスクリームが食べられるからという発想からなんですけど(笑)。音楽が好きだったので、4歳ぐらいの時からエレクトーンを習い始めて。いつかは音に携われる職業に就きたい、ピアノの先生になってみたいという夢もあったんですけど、本当に歌うことがすごく好きで、歌が生活の大半を占めていたので、幼い頃から歌手になりたいという気持ちがずっとありました。

――以前から「夜桜お七」をカラオケで歌われていたということは、演歌を歌っていた時期もあったんですか?

倉木:祖父が演歌を聴いていたんですけど、お正月とか親戚が集まったりする機会がよくあったので、そこで「歌を披露してみなさい」と言われて、演歌を聴くようになったのもきっかけの一つで。あとはマライア・キャリーとか洋楽も結構聴いていたので、本当にもう幅広いジャンルを歌って練習して、そういう環境で育ちました。

――着物姿で登場した時には、さすがに驚かされましたね。

倉木:着付けも本格的にやって、すごい早着替えだったので、もう本番までちゃんと着替えられるかどうかバタバタの中でやっていたんですけど。ポップアップの少しずつ上がっていく部分とか、まだまだ反省する所がたくさん。

――原曲とはまた違った、ライブならではのアレンジが加えられた曲も多かったように感じたんですけど、去年の「touch Me!」ツアーから新しいバンドメンバーとダンサーさんに変わって、今回のツアーもメンバーは変わらずですか?

倉木:そうですね。去年の「touch Me!」ツアーから、バンドのメンバーもダンサーさんも一緒にやらせて頂いていて。ツアーって1公演ごとにすごく成長していけると思うので、バンドを作り上げていく上で、お互いのフィーリングとか、もっと“あうん”の呼吸が出来るようになっていきたいなと思って今回もやっています。

――ライブを重ねるごとに、お互いの呼吸が合ってきているような感覚はありますか?

倉木:そうですね。自分の歌がピタッと止まった時に音が入ってきて欲しいとか、そういう微妙なタイミングとかをお互いに感じ合いながらやっていけているのが今、すごくいい感じなので。もっと、どんどん増やしていきたいなと思っています。

――幕張2DAYSの後には、香港と台湾にも行かれていたんですよね。

倉木:そうなんですよ。アジアでの活動もやっていて、台湾と香港に行ってきました。11月に台湾でライブをするんですけど、それをみんなに直接伝えたいなと思って。台湾の西門町でイベントをやったり、色々と。日頃なかなか会えない分、今の活動をお伝えできたらいいなと思って。

――これまでにもアジアにはもう何回か行かれてますよね?

倉木:そうですね。台湾はもう5回目ですね。

――最初の頃と比べて、現地の反応などが変わってきたという印象はありますか?

倉木:台湾の方はもう、みんな日本語も更に上手になって、空港に降りた時からすごく大勢の方が出迎えて下さって、熱い気持ちを感じますね。どうしても日本で活動することが多いから、年に1回とか2回とかになってしまうので、その分向こうのファンは「待ってた!」という、すごく熱い気持ちでいてくれるのを感じますね。

――ちょうど今は全国ツアーが始まった所ですが、今回のツアーも引き続き今までに行ったことの無い場所が新たに増えていますね。

倉木:そうですね。今まで行ったことのない場所だったり、「もっと来て欲しい!」という地域だったり、まだまだ色々と細かく。「touch Me!」ツアーから、今年は10万人の人と触れ合っていくという新たな目標をもって、みんなに直接歌を届けていけたらなと思っています!

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