″それなりの対応″でタイガー、単独首位へ!〜〜ツアー選手権・2日目
タイガーいわく、「グッドグリーンでバッドパットしたら絶対に入らない。でもバッドグリーンではバッドパットが入るからね」。ナゾナゾのような返答だが、よく咀嚼(そしゃく)してみると、なるほどと頷ける。オーガスタのような最高のグリーン上ではグッドパットだけが入り、少しでも打ち損なったり読み間違えたりしたパットは入らない。しかし、今週のイーストレイクのような荒れたグリーンでは、きっちりカップを狙ったパットはもちろん入るし、シマッタと思ったミスパットでもラッキーで入ってしまう。だから、グッドパットでスコアを伸ばし、バッドパットでもスコアが伸びる。その結果、「あわや58?」の期待を人々に抱かせるほどの好ラウンド、好スコアが実現できたという意味だ。
「いつもの(米PGAツアーの)試合では、僕はいつも(ファーストパットで)ボールをカップに寄せることを考える。でも今週は直接ピンを狙い、直接カップを狙う。考え方と心構えを変えているんだ」。荒れたグリーンには、それなりの対応があると考えたタイガーは、それなりの対応を実践して単独首位へ。このあたりの切り替えのうまさが、王者が王者たる所以だ。
すでに2位とは3打差。10ミリオンを獲得できるフェデックスカップタイトルが、そろそろ頭の中にちらつくのでは?「ノー!頭にあるのは優勝だけ。優勝すれば、すべてがくっついてくるからね」。王者にとって、10ミリオンは「オマケ」なのだ。(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)