前半、チュニジアの選手と激しく競り合う冨安㉒(20日)=松本拓也撮影

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 ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は20日(日本時間21日)、1次リーグ第2戦が行われ、F組の日本はチュニジアに4―0で快勝した。

 チュニジアの背番号10、メジュブリは豊富な運動量で動きまわり、何度も仕掛けてくる。そんな相手の攻撃のキーマンを、3バックの右に入った冨安がマンマークで封じ込めた。

 「正直あそこまでプレッシャーをかけろという指示は受けてなかった」と冨安。2日ほど前に告げられたという今大会初スタメンに、期するものもあったのだろう。近い位置の佐野らと連係しながら与えられた役割を十二分に果たし、無失点勝利に導いた。

 イングランド・プレミアリーグのアーセナルなど欧州で長くプレーし、数々の名選手らと対峙(たいじ)してきた一方で、度重なるけがにも苦しんできた。昨年右膝を手術し、今年3月の代表活動もけがで不参加となるなど状態が不安視されたが、途中出場となった今大会初戦のオランダ戦に続き、この日は78分までプレーして不安を振り払った。相手のシュートを気迫あふれるブロックで防ぐ場面もあり、「実力は疑う余地はない」と森保監督の信頼も揺るがない。

 「大変な道のりではあった」と振り返りながらも、「代表の一員としてサッカーができることは当たり前ではない。この後はここにいるだけではダメ。日本の優勝という目標に貢献しないといけない」と冨安。その力強い言葉が「完全復活」を物語っていた。(平島さおり)