「プロフ帳書かない?w」50年後の老人ホームは平成レトロ全開? 大反響の漫画、こだわり描写を作者に直撃
しかし、50年も経てば平成は確実にレトロでしょう。そして、そんな50年後の世界を描いた漫画『50年後の平成女児』がSNSで話題になっています。
◆老人ホームで懐かしのプロフ交換
ある日、老人ホームで84歳の安井姫香さん(平成1桁生まれ)が「ねぇ プロフ帳書かない?w」と呼びかけ、「懐かし笑 ウチも持ってたわ〜」とリアクションする83歳の杉山麻衣さん(同じく平成1桁生まれ)。
実は、『50年後の平成女児』以外にも「コミケ」「ゲーム機」「YouTuber」「漫画」といった平成トピックをテーマにした作品が発表されており、それらは「50年後の老人ホーム」なるシリーズとして好評を博しています。
同シリーズの作者である漫画家の金沢真之介(@koikanazawa)さんに、これらの作品を手掛けるようになったきっかけ、執筆時に気をつけていること、今後の展望などについて聞いてみました!
◆作者、そして原案の妻も平成生まれ
――「50年後の老人ホーム」シリーズ、本当におもしろいです! ところで、主役を「平成生まれ」に、設定を「50年後」にした理由やきっかけは?
金沢:僕も妻も平成生まれなのですが「将来、老人ホームに入るとしたら50年後くらいかな?」というところから設定を決めました。「平成生まれ」のモチーフは、最近の「平成リバイバル」から着想を得ました。
――「50年後の老人ホーム」シリーズは「コミケ」「ゲーム機」「YouTuber」「漫画」と各回でさまざまなテーマがありますが、特にインパクトが大きかったのは2025年12月にXで発表された『50年後の平成女児』です。「プロフ帳」や「シール手帳」が取り上げられており、ツボを押さえた描写やいかにも平成生まれな口調は笑いました。金沢さんはもともと、平成女児の文化に詳しかったのでしょうか?
金沢:プロフ帳やシール手帳などのネタは、シリーズの原案を担当している妻のアイディアです。なので、妻から当時の流行りなどを聞いて描かせていただきました。僕からすると「そういえば、周りの人はプロフ帳を書いてたかな?」くらいの印象です(笑)。
あと、口調は僕の個人的なイメージなので、平成感を感じていただけたのであればうれしいです!
――プロフ帳の表紙が絶妙に2000年代ごろにありそうなデザインで、ディテールも細かいです。『50年後の平成女児』を描くなかで、細部で意識したことやこだわった点があれば教えてください。
金沢:表紙やシールの種類などは平成感を意識しました。僕はあまり詳しくなかったので、妻の意見が参考になりました。プロフ帳の中身も「⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン」など、平成女児や平成感を意識して描きました。
◆登場するお年寄りの名前は“平成感”のあるキラキラネームに
――平成生まれのお年寄りの絵の解像度が高いのも印象的です。金沢さんはご老人の絵を描くのが得意なのでしょうか?
金沢:高齢者の作画はリアル感を出したいと思って、フリー写真の実際の高齢者を参考にしています。ただそのまま描くのではなく、強調したいシワや肉のたるみを意識して描いています。それと、妻のおばあちゃんが老人ホームに入所しているので、面会に行った際は実際の施設の様子も参考にしています。

