「ザ・サンダー」片岡雷斗 尚弥金言生かし2連勝「倒すタイミング的なこと。詳しくは言えません(笑)」
◇ボクシングライトフライ級8回戦 片岡雷斗《KO1回2分13秒》スリヤ・プッタルクサ(2026年6月10日 東京・後楽園ホール)
アマ6冠で日本ライトフライ級6位の「ザ・サンダー」片岡雷斗(19=大橋)がプロ2戦目に初回KO勝ちでデビュー2連勝を飾った。
初戦に続く圧巻の内容だった。3月のデビュー戦では日本ランカーの大橋波月(湘南龍拳)に6回TKO勝ち。勢いそのままにこの日も左ジャブを上下に打ち分けながら、ワンツーからの左ボディーでダウンを奪取。もん絶するスリヤ・プッタルクサ(26=タイ)に10カウントを聞かせた。2階級上のスーパーフライ級での試合経験もある相手をパワーで圧倒。左ボディーは「ささった感じだった」と振り返り「凄い楽しかった」と笑みを浮かべた。
この日は同門の大先輩、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33)が昨年9月のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦で使用したリングシューズを着用。また尚弥からはデビュー戦後に“金言”をさずかったことを告白。「倒せないんですよ〜、と言ったらもっとこうやった方がいいよ、と。倒すタイミング的なことですね。詳しくは言えませんが」といたずらぽく笑い「それがつながりました」とどや顔で勝利の余韻に浸った。
同興行の第一試合では弟でアマ3冠の叶夢(とむ、18)がデビュー戦で3回TKO勝ち。普段からジムでは同じ時間に練習し、一足先にプロデビューした自身の経験も弟にアドバイスしてきた。「叶夢のデビュー戦の気持ちが凄い分かる」と兄の顔をのぞかせながら「練習中とかも緊張感持ちながらお互いを高め合っている関係性で、世界チャンピオンを目指してやりたい。(兄弟)世界王者はもちろん、夢と希望を与えられるチャンピオンになりたい」と力強く話した。
◇片岡 雷斗(かたおか・らいと)2006年(平18)7月12日生まれ、千葉県佐倉市出身の19歳。格闘技経験のある父・圭さんの影響で幼稚園からキックボクシングを始め、小4年からボクシングに転向。進学した千葉・習志野高では1年で総体と選抜、2年で国体を制覇するなど高校5冠を達成。23年アジア・ユース選手権51キロ級で優勝した。アマ戦績は58戦57勝(31RSC)1敗。25年12月にB級(6回戦)プロテストに合格。男5人、女2人の7人きょうだいの3男。1メートル62の右ボクサーファイター。

