「ついに!」赤土から仰いだ景色は…?全仏OP悲願の初優勝のズベレフ、“大の字”での感涙にファンも歓喜「とてつもなく長いトンネル」

テニスの「全仏オープン」は6月7日(日本時間8日)、男子シングルス決勝が行われ、世界ランク3位で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が登場した。同14位で第10シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)との激闘を6-1、4-6、6-4、6-7(5-7)、6-1のフルセットで制し、悲願の四大大会(グランドスラム)初制覇を達成。勝利の瞬間にコートへ大の字で倒れ込み、あふれる涙を流す姿が世界中の感動を呼んでいる。
自身4度目となるグランドスラム決勝の舞台。試合の立ち上がりは、大一番に硬さを見せる24歳のコボッリを攻め立てて3度のブレークを奪い、第1セットをあっさりと先取する。しかし、徐々に独特の空気に順応してきたイタリアの新鋭がここから反撃を開始。第2セットの第7ゲームでサービスを破られると、ズベレフはブレークポイントすら握れないままこのセットを落とし、試合は振り出しに。続く第3セットは終盤の第10ゲームで勝負強さを発揮して見事に奪い返したものの、第4セットは互いに2度ずつブレークを奪い合う大接戦の末にタイブレークを落とし、勝負のゆくえはファイナルセットへともつれ込んだ。

迎えた運命の最終セット、ズベレフの執念がコート上で爆発する。第1ゲームでいきなり先制のブレークをもぎ取ると、第3ゲームでは鮮烈なパッシングショットを突き刺して2度目のブレークに成功。そのまま勢いは止まらず、最後は第7ゲームも破る圧巻の猛攻を見せ、4時間を超える壮絶な死闘に終止符を打った。
現在29歳のズベレフにとって、全仏は11年連続11度目の出場。過去3度のメジャー大会決勝はすべて準優勝と、頂点を目前にして何度も涙を飲んできた。幾多の挫折を乗り越え、4度目の挑戦でついに掴み取った悲願のタイトル。優勝が決まった瞬間、全身の力が抜けたように赤土へ大の字に倒れ込み、感涙にむせんだ。
ついに報われた苦労人の初戴冠と美しい涙に、SNS上のファンも大熱狂。ネット上では「ついに!!!」「ズベレフ…おめでとう…!!!!!」と歓喜の祝福が殺到した。「誰が何といおうとあなたがチャンピオンだ!」という力強い称賛や、「ズベレフが少年のように本当に嬉しそうなの、本当に嬉しいなあ」と無邪気な喜びに胸を打たれるファンが続出。また、過去の度重なる惜敗を知るテニスファンからは「とてつもなく長いトンネルだったね」と、これまでの険しい道のりを労う感動のコメントも寄せられている。長く苦しいトンネルを抜け、パリの赤土から天を仰いだズベレフ。その目に映った景色は、生涯忘れられない最高のものとなったはずだ。
(ABEMA/WOWSPO/全仏オープンテニス)
