将棋界の早指し団体戦『JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026』に出場するサウスゴッツ大阪のチーム動画が公開された。後半編となる今回は、チームメンバーが大阪府高槻市にあるフィットネスジムを訪問。日頃、盤に向かって座り続けることが多い棋士たちが「5分間全力で運動する」という過酷なミッションに挑んだ。

【映像】「転ぶから…」と心配された古森五段の足取り

 トップバッターに指名されたのは、地元出身である古森悠太五段(30)。ランニングマシンに案内されると、ジムのスタッフから「傾斜、早歩き」というハードな設定を課され、大会の持ち時間と同じ5分間の全力チャレンジがスタートした。開始早々、どんどん上がっていくマシンの傾斜に対し苦笑いを浮かべながら歩みを進めた。

 徐々に息が上がり、「だいぶ、確かにちょっと…普段と違いますね」とこぼす古森五段だったが、ここで棋士としての性(さが)が出たのか、突如「これで詰将棋やったらめっちゃいいかもしれない」とまさかのドM発言。肉体的負荷をかけながら脳を鍛えるという、ストイックすぎる独自のトレーニング法をひらめいたようだ。

 この危なっかしい発言に対し、すかさずサウスゴッツ大阪の畠山鎮八段(56)が「いやいやいや、転ぶからやめたほうがいいですよ。それは」と冷静なツッコミ。ジムのスタッフからは「指先から脳までは繋がっています」と運動が脳に良い影響を与えるとお墨付きをもらったものの、歩きながらの詰将棋はあえなく却下となった。

 その後も「まだ2分?」「5分って長いです」と悲鳴を上げつつ、同じ5分でも将棋のフィッシャールールとは体感が全く違うと語った古森五段。「ギリギリ行けるところ」を攻められ、最後は「足ガクガクしてますね」と語りながらも、無事に5分間のチャレンジを完走していた。

◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)