ナフサ不足で洋菓子店も悲鳴 保冷剤の仕入れに制限が プリンの容器も入荷待ち 先行きを不安視【岡山】
中東情勢の混乱が長期化する中、さまざまな業界でプラスチック製品などの原料となるナフサの供給不足が懸念されています。影響は洋菓子店でも出始めていて、先行きを不安視する声が聞かれます。
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(サンドリヨン洋菓子 小橋章広シェフ)
「保冷剤を冷凍しています。今は間に合っています。在庫は十分あるんですけど、今後を心配しています」
保冷剤の仕入れが困難に
創業59年の洋菓子の老舗です。先月から、ケーキの持ち帰り用に使う保冷剤の仕入れをメーカー側から制限され、希望する数を購入することができなくなったといいます。
(サンドリヨン洋菓子 小橋章広シェフ)
「追加の注文ができなくなっている。もし在庫が無くなっても(補充が)無いので、お店が開けられなくなりますね」
(平松咲季記者)
「持ち帰りに対応できなくなる?」
(サンドリヨン洋菓子 小橋章広シェフ)
「そうですね」
仕入れ制限の要因はナフサ不足
仕入れ制限の要因は、原材料に使われるナフサの供給量が減少していることです。原油から精製され、プラスチック製品や塗料などの原料となるナフサ。情勢の緊迫化で中東からの輸入量が減少していて、これを元に製品を作るメーカー側も製造のペースを調節せざるを得ない状況に陥っているのです。
この店では、2か月分の保冷剤を常時ストックしていますが、今後の予期せぬ事態に備えて、客に保冷剤の持参を呼びかけることにしました。
(サンドリヨン洋菓子 小橋章広シェフ)
「無茶な協力をお客さまにお願いすることになるんですけど、ご持参いただけたら助かるかなと。先行きを考えると、今から対策を練っていかないといけないのかなと」
影響は、ほかにも…。プリンを入れるプラスチック製の容器は入荷待ち。ケーキの乾燥を防ぐためのフィルムは約3割値上がりしているといいます。ナフサの供給量の減少は、洋菓子店の必需品にも次々に影響を及ぼしているのです。
「生き残る最善の方法を」
(サンドリヨン洋菓子 小橋章広シェフ)
「本当にいろんなことがふりかかってきているんですけど、生き残る最善の方法を常に考えていかないといけないなと思っています」
地域で愛される、老舗の味を守るために…。シェフは一日も早い事態の収束を待ち望んでいます。
(スタジオ)
ー取材した洋菓子店では、フィルムや保冷剤のほかにも包装用のビニール袋やプラスチック製のスプーンなど様々なものの供給が不安定になっているということです。
