22年ぶりのリーグ優勝が迫るアーセナル。(C)Getty Images

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 現地5月4日に開催されたプレミアリーグ第35節で、2位のマンチェスター・シティは、11位のエバートンと敵地で対戦。3−3のドローで終わった。

 公式戦6連勝中のシティは、43分にジェレミー・ドクの得点で先制した。しかし、ミスを突かれて68分に失点すると、73分と81分にも被弾。まさかの展開で最終盤を迎えたなか、83分にアーリング・ハーランド、90+7分にドクがネットを揺らし、何とか敗戦は回避した。

 この結果、シティと、1試合消化の多い首位アーセナルの勝点差は5に。両者の直接対決は残っておらず、シティの自力優勝の可能性は消滅した。

 一方、アーセナルはウェストハム、バーンリー、クリスタル・パレスと相まみえる残り試合を全て勝てば、文句なしで優勝を決められる有利な状況となった。ただ無論、油断は禁物だ。
 
 英衛星放送『Sky Sports』の名物番組、『Monday Night Football』に出演したアーセナルの英雄ティエリ・アンリ氏は、「今や運命はアーセナルの手に委ねられている。もはやマンチェスター・シティの手にはない」と伝えた上で、次のような考えを示した。

「番組の冒頭で、シティがエバートン戦で勝点を落とす可能性があると指摘し、(アーセナルの)ウェストハム戦が心配だと話した。だから、まだ何も決まっていない以上、早々と喜ぶのは控えて、自分の立場をわきまえておくつもりだ。

 もっとも、その展開もあり得るとは思っていた。自滅したシティには少し緊張が見えた。ミスでエバートンを試合に引き戻してしまった。試合は混沌としたものになった」

 48歳の元フランス代表FWはそして、自身の古巣が持つべきマインドとして、こう提言した。

「アーセナルはシティが勝点2を落とした事実を知っているが、『もしかして...』などと考え始めてはいけない。『もしかして』なんてことはない。自分たちの試合に勝て。シティなんて気にするな。運命は自分たちの手の中にある」

 ライバルの動向など気にせず、とにかく3戦全勝で――。アンリ氏らを擁し、伝説の無敗優勝を成し遂げた2003-04シーズン以来、22年ぶりに歓喜の瞬間を迎えられるか。また、彼らはチャンピオンズリーグの準決勝まで勝ち残っており、歴史的な2冠達成への期待もかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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