「両手足を切断しました」40歳女性を襲った病「最初は胃腸炎と診断されて…」10日間意識不明に<GW限定スペシャル>
――今の柔らかくて親しみやすい久世さんの姿からは、まったく想像できませんね。
久世さん:高校の1個下の子と久々に連絡を取ったとき「雰囲気変わりましたね」「あの頃話しかけられなかったです」と言われたほどです(笑)。
それに、病気する前はワンオペ育児だったので、子育てが自分の人生だと思い込んでました。やりたいことを周りに言うと笑われる経験ばかりだったし、いつしか夢を語らなくなっていました。
――そんな久世さんが、今では「やりたいことはやってみる」と言い切れるようになったのは、どんな変化があったからなのでしょうか?
久世さん:病気になって失ったものはあるけど、それよりも一番大切な「自分」というものを手に入れました。だから、五体満足の方には「失ってみないと分からない」ではなく、もっと自分を大切に生きてほしいと思います。
マラソンで言うとスタート地点はみんな同じですが、健康のために走るのか、タイムで競いたいのか、目的はそれぞれ違います。だから、やりたいことや夢を持っている方には、自分らしくスタート切ってほしいと思います。
――やれるかどうかではなく、やってみたいからチャレンジする。大変な経験をされた久世さんの言葉は、心にまっすぐ届きます。年齢や境遇を言い訳にせず、やりたいことに素直になる勇気をもらえました。
<取材・文/松浦さとみ>
【松浦さとみ】
韓国のじめっとしたアングラ情報を嗅ぎ回ることに生きがいを感じるライター。新卒入社した会社を4年で辞め、コロナ禍で唯一国境が開かれていた韓国へ留学し、韓国の魅力に気づく。珍スポットやオタク文化、韓国のリアルを探るのが趣味。ギャルやゴスロリなどのサブカルチャーにも関心があり、日本文化の逆輸入現象は見逃せないテーマのひとつ。X:@bleu_perfume
