閣僚のGW外遊ラッシュ「公私混同」「観光気分」物議醸したケースも…「SNS更新で炎上につながる可能性」「発信の仕方には気をつけろ」のお達しも…テレ朝与党キャップが解説

ゴールデンウィークに合わせて高市早苗総理と閣僚10人が外遊に飛び立つ中、過去に問題視された外遊も思い起こされる。
ニュース番組『わたしとニュース』では、実際に物議を醸した外遊ケースやSNS発信のリスクについて、テレビ朝日政治部の澤井尚子与党キャップの解説を交えながら、選挙ドットコム副編集長の伊藤由佳莉氏とともに深掘りした。
■「観光旅行」と物議…過去の炎上を受けた「詰め詰め」の日程

各国要人との会談や貴重な現地視察を目的に行われる外遊だが、これまで国内では物議を醸し、マイナスな印象を残しているものもある。
「岸田(文雄)氏がフランス行った時に、その秘書官として息子さんがついて来ていて、ネクタイなどをいっぱい公用車で買いに行っていたと物議を呼んだケースもあった」(澤井氏、以下同)
岸田総理の長男で当時秘書官を務めていた翔太郎氏が総理の外遊に同行した際、大使館が手配した車を使って訪問先用のお土産を購入したり観光をしていたと報じられた件。
また、自民党女性局のフランス研修でエッフェル塔を真似たようなポーズを撮った写真をSNSに投稿し、「観光旅行」などと批判された問題。こうしたさまざまなケースが、昨今の外遊のスケジュール立てに大きく影響しているという。
「日程は朝食会があって夕食会があって、その間も公式行事がいっぱいあって。例えば日本人のお墓に訪問するとか、日本人コミュニティーとの交流であったりとか。やっぱり長年同行してきて、より観光要素はなくなってきているかな。なるべく日程を詰め詰めにするようになっているのも、そういう時間を作らないようにしているのかなと」
公費で渡航している以上、外遊先での発信の仕方や行動については特に注意喚起されているそうだ。
「『外遊先での(SNSなどの)発信の仕方には気をつけろ』というのはかなり全体に言われている。なおさら公費だったりで海外行っている場合は、かなり気をつけないといけないと。お土産に関しても多分そう。やっぱりかなり批判されたので、見え方を気にしないといけないというのはちゃんとやっていると思う」
「同行している人は、総理で言うと100人くらい同行していると思うので、その人たちがどうしているか。総理本人がかなり忙しいのは間違いないので、それ以外の人の過ごし方はかなり目を光らせているかなと思う」
■「どう見られるか」まで意識を…不透明性払拭を狙うSNS発信の落とし穴
外遊をめぐる政治家のSNSの発信が、時には炎上につながってしまうこともある。澤井氏は次のように分析する。
「閣僚の外遊はメディアを通じて様子が伝わる。国会議員の外遊は、帰国後の会見で成果を伝えるとタイムラグが生じるので、外遊中にSNSを更新する傾向に。外遊の不透明性を払拭を狙う行動がミスにつながる可能性がある」
そうしたSNSの発信の仕方やバランスについて、伊藤氏は次のように分析する。
「2つの事例で言えば、SNSで投稿された内容以上に行動自体が問題視された。同行した時に観光に行ってしまったこと。またエッフェル塔の件についても、実は研修時間が数時間だったことも後から出てきて、その内容がさらに火種になったと思う」
「外遊は議員や国会議員団が行うが、やはり公費を使っている部分があるので、どんな成果が得られるのか、どんな取り組みをしているのかは皆さん関心がある。ただ、『1分1秒気を抜くな』というのは実際無理なので、それに付随する形で観光や息抜きをする。もしくは観光をしてその土地の文化や実際の空気感を知ることも日本の政治に還元できることではあるので、そうした理由や成果をきちんと示すことが大事だと思う。『どう見られるか』まで意識してもらった方がいい」
(『わたしとニュース』より)
