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ドライブしていると時々目にする、入るのにちょっと勇気がいりそうなクセの強い飲食店、通称「クセツヨ食堂」。そこには、チェーン店や行列店とはまた違う“個性的すぎる魅力”が満載!

【写真を見る】「自宅に帰るのは面倒」 店で寝泊まりする82歳寿司職人 4か月ぶりに“相棒”復帰!頑固な夫が漏らした本音 愛知・常滑市

今回やってきたのは、愛知県常滑市の国道247号沿いにあるプレハブ小屋のような建物。看板には「みやこ食堂」と書かれています。

この店一番の看板メニューは、「どて串」1本150円。酒・砂糖を加えた味噌ダレで、4時間以上煮込んだホロホロ食感のどて串は、下処理の際に豚もつに絡みつく脂身を取り除かずあえて残すことで、自然の甘味とコクの深さが引き立ちます。

(客)
「柔らかっ、めっちゃ」
「すんげぇうまい…脂身がいいよね」
「ほんとにうまいね。どてのうまい店がなくなってきたんだよね。見つけちゃいました(笑)」

さらに、どて串を白ご飯の上に豪快にのせた、もう1つの看板メニュー「どてめし」850円。

丼からはみ出る!名物料理“カニうどん”

そして、この店の名物料理。思わず写真を撮りたくなるクセツヨメニュー「カニうどん」850円。丼ぶりからはみ出す無数のカニのハサミ。

一体どうやって食べるのか?

身が詰まったブリブリのカニを一旦器の外に全部出してから、ゆっくりうどんを味わうお客さんもいれば、豪快に殻ごとカニの身を食べて、その合間にうどんをすする人も!

ワタリガニより美味しい?絶品食材「モクズガニ」

「日本の上海ガニ」とも称される、知る人ぞ知る絶品食材「モクズガニ」を使用。考案したのは、大将の浅井義雄さん82歳。

(大将 浅井義雄さん)
Q.ワタリガニより美味しい?
「味はモクズガニの方が美味しい。ダシは間違いなくモクズガニ!」

そんなモクズガニを贅沢に4杯も使った、この店の隠れた絶品グルメ!

(大将 浅井さん)
「漁師も食べにくる」
Q.漁師が認めた味?
「そう」

実は大将、すし職人。15歳から魚市場に通い、魚を見極める目は確か。いろんな店を渡り歩き、いまは定食も出す「みやこ食堂」の主に。

自宅に帰らず店で寝泊まり 早朝4時からすし作り

(パートさん)
Q.大将はどんな人?
「頑固 頑固 頑固…働き者で仕事大好き。趣味は何もない」

(大将 浅井さん)
Q.お店を出したのは何歳の頃?
「30歳!仕事が生きがい。すし職人の世界しか知らんで。死ぬまですし職人」

職人気質の大将が経営する「みやこ食堂」は、午前9時~午後3時までの6時間営業ですが、片付けや次の日の仕込みが終わるのは深夜0時過ぎ。さらに…

(番組スタッフ 早朝4時)
「おはようございます!早いですね」

(大将 浅井さん)
「店で寝泊まりだもん。名古屋まで帰るのが面倒くさい」

仕事一筋すぎて、名古屋の自宅へは帰らず常滑市の店で寝泊まり。早朝4時から、店に出すテイクアウトのすしを作り始める。

市場に行ったのに…「買うもんない」

午前6時30分、朝の仕込みが終わると向かったのは魚市場。

(大将 浅井さん)
「ないな!買うもんない」

たとえ安くても、気に入った魚がなければ買わずに帰る頑固さ。魚市場に見切りをつけたあと向かったのは、隣にある青果市場。大将の様子を観察していると…

(市場の人)
「500円で買う方は?」「みやこさん!きょうは500円じゃないと厳しいですよ」

500円の値に対し、頑固に400円で粘る大将。

(市場関係者)
「みやこさんにはやられっぱなしだわ」

(大将 浅井さん)
Q.安く買えた?
「安かった!」

(市場関係者)
「仕入れ上手!市場泣かせです。でも、いつも買ってもらうので助かります」

なぜ? 大根100円 キャベツ50円…

「すし」と「どて」がメインのお店で、どうしてこんなにも野菜を仕入れる必要があるのかというと…

みやこ食堂のすぐ前で、なんと八百屋さんを経営。

(八百屋さんの店長)
「大根100円、キャベツ50円。キャベツは3枚くらい皮を剥かないとダメだと思う。人参の割れたやつや折れたやつ…」

大将が仕入れる野菜は、少し傷がついていてもお値打ちな野菜ばかり。その理由は…

(八百屋さんの店長)
「ヤギを飼っているお客さんとか、ウサギを飼っているから傷んだ野菜をくださいとか。人間と動物が食べるもの両方を売っている。それが大将の上手いところ」

オープン早々…大将不在?

実は大将、無類の動物好き。お店では、猫のユキと看板犬のサブが大将と同居生活。

(大将 浅井さん)
「犬とは毎晩、布団の取り合い!動物好きだもん」

そんなお茶目な一面ものぞかせる大将。ところが、店がオープンしたばかりの午前10時過ぎ…

(パートさん)
「店主不在のため閉店!笑」
Q.大将はどこへ?
「車」

早朝から働きづめの大将、客が来るまでしばし休憩。

“相棒”が4か月ぶりに復帰!  

しかし、10分後…

(パートさん)「お客さん!」
(大将 浅井さん)「ちょっとも寝かせてくれん」

大将が「ふて寝」をするのには、訳があるようで…

(大将 浅井さん)
「パートさんも一生懸命やてくれるけど、やっぱりパートさんとは違うね。相棒がおらんとね」

実は「みやこ食堂」は、大将の妻・典子さん(83)と二人三脚で営むお店。病気療養中だった妻・典子さんが4か月ぶりにお店に復帰すると聞いて、再び訪ねてみました。

一切口はきかなけど…「妻と二人が一番楽しい」

(妻 典子さん 83歳)
「体調崩したの!12月に3週間入院していて、名古屋の自宅でリハビリで散歩して鍛えています。年寄りの服装は嫌い!靴カッコイイでしょ?」

頑固な寿司職人が経営する「みやこ食堂」に、4か月間 病気療養で休んでいた妻・典子さんが復帰!

大将も浮かれているのかと思いきや、2人とも一切口をきかずに黙々と仕事をこなします。

Q.話さない?
(大将 浅井さん)
「話なんかせえへんよ、喧嘩になっちゃう」

(妻 典子さん)
Q.大将と話さない?
「喧嘩になる!でも幸せだよね!言いたいこと言ってさ」

お互いそんなことをぼやきつつ、夕方に妻の典子さんが名古屋へ帰ると…

(大将 浅井さん)
「仕込みを妻と一緒にやるともっと楽しい。妻と二人が一番楽しい」

CBCテレビ「チャント!」2026年4月23日放送