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 ◇セ・リーグ 中日4―0広島(2026年5月2日 マツダスタジアム)

 中日の大野雄大投手(37)が、2日の広島戦で6回無失点に抑えて、通算100勝目を手にした。

 ヒーローインタビューで大野は「自分一人の力だけでは、100も勝てなかったと思いますし、本当に僕に関わってくださった皆さまに感謝の気持ちを伝えたい」と話し、さらに「ドラゴンズファンの皆さんも本当にいつも熱い応援してくださって、100勝をきょう届けられて良かったと思います。また、カープファンの皆さんも、喜んでくださってる方すごく多くて、ありがとうございます」と続けた。

 両軍ファンに感謝の意を伝えるのは異例。これには、広島ファンからも拍手が沸き起こるなど、敵地でなかなか見られない光景となった。偉業を素直に称える広島ファンの野球好きな思いもまざった形だった。

 5回には一塁へヘッドスライディングした秋山のアウト判定で、広島がリクエストする一幕もあった。ベースカバーに入った大野は「秋山選手も執念のヘッドスライディングで、どっちの判定か本当に分からなかった。どうなるんやろうと思って見てはいました」と、同学年の秋山のプレーを称えた。

 また、自身がマツダスタジアムで、2014年以来の勝利となったことに「長すぎますけどね」と笑いながら話し「やっぱりカープは強いですし、3連覇した時、本当にここで投げたら負けまくった」と、味のあるコメントで鯉党も沸かせた。

 そのうえで「皆さんもあまり僕がここで好投してるイメージっていうのはないのかもしれないですが、でもまた新たな大野として、ここで投げて勝てるように頑張っていくので。広島も大好きなので、いっぱい勝てるように頑張ります!」と締めた。

 このユニークなヒーローインタビューに、竜党も鯉党も満足。Xでは「カープは大野雄大を打てない 大野雄大投手 100勝おめでとうございます」と称える広島ファンと思われる人からの投稿もあった。

 大野の勝利で、チームは昨季から7連敗中だった「鬼門」マツダスタジアムでの連敗も脱出。大野にとっても、同地で最後に勝ったのが14年9月11日以来という「鬼門」だったが、これを打破する白星だった。