7回2死一、三塁、坂本勇人が空振り三振(カメラ・太田 和樹)

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◆JERAセ・リーグ 阪神7―5巨人(2日・甲子園)

 巨人が終盤に打ち込まれ、阪神に敗れた。9連戦真ん中で先発ローテーションの“谷間”となり、又木鉄平投手が今季初先発に臨んだが、5回9安打4四死球も2失点。プロ入り最多の109球と粘ったが、打線が大竹を攻略できなかった。これで連戦中は2勝3敗となった。

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 なかなかリズムを作れなかった。今季初先発の又木は初回、簡単に2死を奪いながらも、森下に左翼線へ二塁打を運ばれた。続く佐藤にも同じようにレフト線に持って行かれ、連続二塁打で1点を許した。2回は内野安打含め3本のヒットで1死満塁のピンチを背負う。しかし、阪神の1番・岡城、2番・福島を打ち取り、追加点は与えなかった。

 打線が阪神先発・大竹の投球術にはまり、チャンスすら作れない。山なりの超スローボールにも翻弄(ほんろう)され、緩急自在に操られた。そんな中で又木の粘投は続く。3回1死一塁から大山に右翼線への適時三塁打を打たれるも、次の点は許さなかった。4回に2四死球、5回も2つのフォアボールを出すなど不安定なピッチングは続いたが、ホームだけは踏ませなかった。5回を投げてプロ入り最多の109球、被安打9も2失点でマウンドを降りた。

 一方の大竹に対し、的を絞りきれない巨人打線。4回にダルベックがチーム初ヒットをマークも、5回までその1本のみ。6回2死で回ってきた平山は、2球目の超スローボールを狙い打ったが、左翼フェンス手前で失速した。6回まで65球の大竹に対し、攻略の糸口を探す攻撃陣。7回にようやく流れが傾いてきた。

 1死からダルベックが2本目のヒットを中前にはじき返す。2死後、岸田もセンター返しで一、三塁にチャンスを広げた。打席には小浜。代打も考えられる場面だが阿部監督は動かず、ルーキーに託した。その期待に応え、詰まりながらも一、二塁間を抜くタイムリーヒットが生まれた。1点差。なおも一、三塁とし、ここで代打の切り札・坂本をコール。しかし、内角直球にバットは空を切り、空振り三振に倒れた。

 6回からは2番手・石川を投入。2イニング目となった7回は、先頭の佐藤に猛打賞となる左中間二塁打を許す。大山の遊撃内野安打と犠打で1死二、三塁のピンチを招き、伏見を歩かせて満塁。続く高寺に初球高めを左前にはじき返されて1点を失った。さらに満塁で代打・中野には左中間へのタイムリーで2点を追加。さらに代打・小野寺の今季初ヒットが適時打となるなど、この回4失点。流れは完全に阪神側に持って行かれた。

 巨人は9回、佐々木の3号3ラン、続く岸田の1号ソロで意地を見せたが、及ばなかった。

 先発した又木から石川と、ともに制球難を露呈した。その中で相手の4番に猛打賞、クリーンアップにはいずれもマルチ安打以上と打ち込まれては勝負にならない。8回には佐藤にこの日4安打目となるソロアーチを右翼席に運ばれた。9連戦を折り返し2勝3敗。3日のカード勝ち越しに向けてバッテリー間の立て直しが急務になる。